一つの通貨が注目を集めることには、さまざまな原因がある。南開(kāi)大學(xué)國(guó)際経済?貿(mào)易學(xué)科準(zhǔn)教授の劉程氏は、「貿(mào)易面を見(jiàn)ると、中國(guó)の対外貿(mào)易額は世界一を長(zhǎng)く維持しており、中國(guó)製品が世界各地で売られている。金融面を見(jiàn)ると、各國(guó)の市場(chǎng)は『未來(lái)の國(guó)際金融取引で人民元の使用頻度が高まる』と予想しており、人民元の流通と決済の需要を拡大している」と指摘した。

◆人民元、世界の準(zhǔn)備通貨に

戦後の國(guó)際通貨體制を決めたブレトンウッズ體制が1973年に崩壊すると、世界の準(zhǔn)備通貨は多元化に向かい発展していった。國(guó)際通貨基金（IMF）のデータによると、米ドルは依然として世界最大の準(zhǔn)備通貨だが、世界外貨準(zhǔn)備高に占める比率は2001年の72.7％というピーク値から、現(xiàn)在の約60％に低下している。

アナリストは、「長(zhǎng)期的に見(jiàn)ると、人民元の國(guó)際化が進(jìn)み、準(zhǔn)備通貨になることは必然的だ」と分析した。謝氏は、「中國(guó)経済の基本面が長(zhǎng)期的に改善を続ける流れに変化はない。モデルチェンジ、構(gòu)造調(diào)整、改革ボーナスの還元などの積極的な要素が、経済発展の質(zhì)に持久力を提供する。また、人民元の価値は世界の主要通貨と比べ安定を維持しており、徐々に上昇している。これは価値の維持?増加を強(qiáng)く願(yuàn)う各國(guó)の中央銀行の、人民元保有の強(qiáng)い意欲となっている」と語(yǔ)った。

専門(mén)家は、「米國(guó)などの先進(jìn)國(guó)と比べ、中國(guó)経済は1人當(dāng)たりGDPの増加、ローエンド生産能力の余剰、革新力の不足などの基本的な問(wèn)題を解消しなければならない。人民元が米ドルの代わりになるためには、まだ長(zhǎng)い道を歩む必要があり、盲目的?楽観的になったり、成果を急ぎすぎてはならない」と警鐘を鳴らした。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年8月29日