中國人女性の間で大人気の日本ドラマ「晝顔」。不倫をテーマにしたドラマは新鮮味があるとはいえないが、「晝顔」は世間で賛否両論を巻き起こし大きな話題を呼んだ。高視聴率を記録した他の話題作と同様、「晝顔」もまた道徳に大きく反するストーリーとなっており、さらには不倫を爽やかな純愛物語に仕立て、いかにも真っ當(dāng)な臺(tái)詞を度々散りばめ浮気者を弁護(hù)してみせた。中國青年報(bào)が伝えた。
世界観、人生観、価値観すべてを否定しながらも、女性たちの心をわしづかみにしたこのドラマ、一體どんな鋭い視點(diǎn)が彼女たちを虜にしたのだろう。
視點(diǎn)その一、夫婦生活の単調(diào)さ。若かりし頃にどれほど仲が良く、愛し合っていた二人でも、夫婦生活を數(shù)年も経れば、愛情も綺麗に洗われ情だけが殘り、戀人がただの同居人、隣人へと変貌してしまうこともある。「晝顔」からはそんな夫婦生活の味気なさ、窮屈さを感じ取ることができる。
視點(diǎn)その二、女性の感情への渇望。不倫ドラマといえば、「働く中年男性+年老いた女房+若くて綺麗な女性」という組み合わせが連想され、今や蕓能ニュースや他の戀愛ドラマでも定番となってしまった。また、夫の浮気を攻め立てるというよりは、妻の側(cè)が立ち上がり、夫の気を引き付けられるよう美しくあり続けなければならないという気風(fēng)が世間に漂っている。その一方で、女性の経済的地位の向上に伴い、夫婦間の決定権に変化がみられ、女性の意思表示も強(qiáng)まってきた昨今、「女性側(cè)の離婚要求率が年々増加」といったニュースを多く耳にするようになったのも確かである?!笗冾啞工摔堡胫鲖Dも同様、指をくわえたまま黙って暮らしていられなくなったわけだ。
男性がこのドラマを観て、自身の夫婦生活を見直し、積極的に夫婦関係の改善に取り組むならば、それも徳行になるだろう。ドラマはドラマとして楽しみ、現(xiàn)実生活では夫を支えて子育てに精を出し、縁の下の力持ちとなる、それこそが偉大なる中國人主婦の本當(dāng)の「晝顔」なのだ。(編集IM)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年10月10日
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