スウェーデン人のファンにサインする莫言氏。（資料寫真）

中國文化の代表に

ノーベル文學(xué)賞を受賞してから、中國文化における代表的な存在となった莫言氏は、故郷や中國各地の都市だけでなく、世界各地に足を運(yùn)び、さまざまな文化交流イベントに參加している。莫言氏は、「中國文化には非常に貴重なものが存在し、民族蕓術(shù)にも、世界において貴重な寶のようなものが存在している。それらは、中國だけでなく、全人類のもの」と、中國の文化が世界に向けて羽ばたくことの貴重な価値を強(qiáng)調(diào)している。

また、「燈籠(とうろう)、獅子舞、龍燈(りゅうとう）など視覚的にインパクトある文化的シンボル以外に、文化交流において、深く、全面的、かつ立體的なものが必要。文化的シンボルやアートそのものより、そこに含まれている思想のほうが、人に大きな影響を與える。中國人は、ドイツの哲學(xué)者?ゲオルク?ヴィルヘルム?フリードリヒ?ヘーゲルやイマヌエル?カントなどを知っている。中國にも、孔子や老子、莊子のほか、中國仏教という偉大な精神があり、それらは少しずつ歐米諸國でも理解され受け入れられ、世界における思想の財(cái)産となっている」と語った。