▽米國は人民元のSDRへの採用を支持する可能性あり
人民元が國際準(zhǔn)備資産SDRの通貨バスケットに採用されるかどうかも、今回の対話や話し合いの注目點の一つだ。中國は國際通貨基金(IMF)が今年中に人民元を準(zhǔn)備通貨として認(rèn)めることを願い、IMFは目下、SDRの通貨バスケットへの採用について評価作業(yè)を進(jìn)めており、年內(nèi)にも結(jié)論が出る見込みだ。この問題では米國がカギを握る。
鄭副研究員は、「人民元がSDRの通貨バスケットに採用されるかどうかについて、米國は原則として中國の仲間入りを支持するが、従來の『人民元は自由交換ができないので、自由に使用できる通貨であることというSDRの基準(zhǔn)に合致しない』との見方も引き続き堅持するとみられる。これは中國が2010年にSDRの通貨バスケットに採用されなかった原因でもある」と話す。
米シンクタンクのピーターソン國際経済研究所の尚英傑?中國プロジェクトマネージャーは、「米國が中國の通貨バスケット採用を邪魔することはない。米國はIMFに中國の人民元が要求に合致するか審査させるという態(tài)度を取る」と話す。アナリストは、「人民元がグローバル通貨になることを支持するかどうかについての他國の態(tài)度をみると、米國が反対したり中國により多くの作業(yè)を求めたりするのは賢明とは言えない」と話す。
中國は米國がこだわる「基準(zhǔn)」、すなわち人民元の自由交換で譲歩するだろうか。鄭副研究員はこの點について、「個人的には、譲歩は実際には損失になると考える。SDRは公的な利用に限られ、発行量は少なく、制限は多く、人民元の國際化にとって大きな助けにはならないからだ」と指摘する。
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