伊藤氏を苦しめたもう1つの問題は、タカタ製エアバッグ問題だ?，F(xiàn)在までにタカタ製の欠陥エアバッグのリコール対象車は世界で1千萬臺(tái)を超えている。エアバッグが作動(dòng)時(shí)に破裂し、乗っている人が負(fù)傷する恐れがあるというのだ。この問題で直接的に打撃を受けたのは、ホンダを代表とする日本の自動(dòng)車メーカーだ。なお、これまでにタカタ製エアバッグの事故で死亡した8人は全てホンダ車に乗っていた。

ホンダは今年6月、米國(guó)でアコードとシビック計(jì)139萬臺(tái)を追加リコールすると発表した。これでタカタ製の助手席用エアバッグ問題でリコールされる車両の數(shù)は約230萬臺(tái)になる。ホンダの米國(guó)內(nèi)のリコール臺(tái)數(shù)は合計(jì)約630萬臺(tái)に達(dá)した。

ホンダは6月、2014年度の営業(yè)利益を19％減と発表した。タカタ製エアバッグ問題によるコストは予想を大きく上回った。內(nèi)外の問題に苦しめられる中、伊藤氏はついに「退任」という道を選んだ。新社長(zhǎng)?八郷隆弘氏に指揮棒を渡したのだ。

おそらく人生の中で最も辛い一年を乗り越えた伊藤氏が、再びフランクフルトモーターショーのスポットライトの下で、メディアと消費(fèi)者からの質(zhì)問攻めに遭うことは、おそらく無いだろう。（編集SN）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年9月9日