▽蘇格（中國(guó)國(guó)際問(wèn)題研究院院長(zhǎng)）

　今回は、習(xí)近平氏が國(guó)家主席として初めての米國(guó)公式訪(fǎng)問(wèn)となる。オバマ大統(tǒng)領(lǐng)が任期中に受け入れる最後の中國(guó)人指導(dǎo)者の公式訪(fǎng)問(wèn)代表団ともなる。この訪(fǎng)問(wèn)は、「承前啓後、承上啓下」（過(guò)去をうけて未來(lái)を開(kāi)く）という役割を擔(dān)うものとなる。私が最も関心を持っているのは、今回の習(xí)主席とオバマ大統(tǒng)領(lǐng)の會(huì)談が、「中米関係はどこに行くのか」という問(wèn)題にいかに答えるかということである。

　習(xí)主席の今回の訪(fǎng)問(wèn)では、両國(guó)指導(dǎo)者は、互いの手の內(nèi)を戦略的に明かし、政治と安全の面では互いを敵とせず、経済面では相互に協(xié)力し、文化面ではともに友好を促進(jìn)することが望まれる。中米両國(guó)が新型の大國(guó)関係の建設(shè)を推進(jìn)することは、両國(guó)と両國(guó)民の根本的利益にもかなっている。

▽阮宗沢（中國(guó)國(guó)際問(wèn)題研究院副院長(zhǎng)）

　今年年初以來(lái)、太平洋のあちら側(cè)では、対中政策をめぐる大きな議論が巻き起こっている。米國(guó)の友人らは、中米関係に対する彼らの心配と憂(yōu)慮とを率直に口にしている。習(xí)主席の今回の訪(fǎng)問(wèn)では、複雑で多元的な世論環(huán)境に直面せざるを得なくなるかもしれない。だが憂(yōu)慮があるからこそ、両國(guó)指導(dǎo)者が國(guó)際世論に向けていかにプラスの聲を発するかが、注目の的となる。

　習(xí)主席は、志や理想を同じくする相手ともパートナーになれるし、共通點(diǎn)を求めて相違點(diǎn)を殘す相手ともパートナーとなれると指摘している。中米関係に対して様々な見(jiàn)方がある中、訪(fǎng)問(wèn)はなおさら重要となる。我々が発しなければならないのは、中米両國(guó)は協(xié)力パートナーとなれるというシグナルである。私の最も期待しているのはまさにそのことだ。