習(xí)近平國家主席はパリでの國連気候変動條約第21回締約國會議（COP21）への出席、ジンバブエと南アフリカへの公式訪問、南アフリカ?ヨハネスブルグでの中國?アフリカ協(xié)力フォーラムサミット開催を終えて、6日午後に北京に戻った。中國にとって今回の訪問はアフリカに対する重要な外交活動であり、中國?アフリカ関係を歴史の新たな段階へ入らせると同時(shí)に、2015年の外交活動の終わりを飾るものだ。（文：蘇暁暉?中國國際問題研究院國際戦略研究所副所長。人民日報(bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

　今年、中國外交は一層積極的、有為であり、3つの大きな特徴があった。

（１）中國外交は「中國の夢」により良く貢獻(xiàn)した。

　中華民族の偉大な復(fù)興という「中國の夢」の実現(xiàn)には平和な國際環(huán)境が必要だ。このため、中國外交の重要な課題は世界のチャンスと中國のチャンスの相互転化を促し、中國と世界各國の良好な相互作用、互恵?ウィンウィンを促すことだ?！?ベルト、1ロード」イニシアティブは國內(nèi)の発展と対外開放を統(tǒng)一し、中國の発展を世界の発展と結(jié)びつけ、中國と世界各國の協(xié)力を拡大する重要な足がかりだ。例えば習(xí)主席はロシア、カザフスタン訪問時(shí)にシルクロード経済ベルトとロシアのユーラシア経済連合、カザフスタンの新経済政策「光明の道」との連結(jié)を?qū)g行に移した。トルコでは、トルコなどの國と関係分野の協(xié)力の潛在力について話し合った。中國外交は「1ベルト、1ロード」イニシアティブの実行に助力した。

（２）中國外交は大國の責(zé)任を備えた。

　世界反ファシズム戦爭勝利と國連創(chuàng)設(shè)から今年で70周年だ。この重要な節(jié)目にあたり、中國は國連を中心とし、國連憲章の趣旨と原則を基礎(chǔ)とする戦後國際秩序が現(xiàn)代世界の平和?安定の礎(chǔ)であることを強(qiáng)調(diào)し、ファシズムと軍國主義の侵略行為を美化するいかなる行為および歴史改竄のいかなる企てにも斷固として反対した。中國の提案で國連安保理は國際平和?安全維持をテーマとする公開弁論會を開いた。習(xí)主席は國連創(chuàng)設(shè)70周年関連首脳會議に出席し、10年間で総額10億ドルの中國―國連平和?発展基金を設(shè)立するとともに、新たな國連平和維持能力待機(jī)制度に參加することを発表した。中國は持続可能な開発の目標(biāo)を支持している。中國は「南南協(xié)力援助基金」を設(shè)立して、途上國のポスト2015開発アジェンダ実行を支援すること、國際開発知識センターを設(shè)立して各自に適した開発の理論と実踐を各國と共に研究することを発表した。中國はG20サミットなど重要な経済ガバナンスの場で、持続可能な開発のための2030アジェンダを?qū)g行に移し、公平であまねく広がる発展に力強(qiáng)い原動力を注ぐことを呼びかけた。中國はグローバルな試練への対応においても積極的に貢獻(xiàn)した。習(xí)主席はCOP21開幕活動で演説し、世界が気候変動への共同対策を打ち出し、交渉過程で共通認(rèn)識を形成するよう各國を促した。中國は國際的により積極的、主導(dǎo)的に建設(shè)的役割を発揮し、より多くの公共財(cái)を提供した。これは中國の特色ある大國外交にとって當(dāng)然のことだ。