同じ日に、全國政協(xié)委員を務める陝西省人民検察院の鞏富文副検察長は、「インターネット金融の監(jiān)督管理の強化は一刻も猶予できないことだ」と指摘した上で、「中央レベルでの各部門の監(jiān)督コントロールの職能の調整を考慮して、中國人民銀行または中國銀行業(yè)監(jiān)督管理委員會(銀監(jiān)會)がインターネット金融に対して統(tǒng)一的に監(jiān)督コントロールを行い、監(jiān)督コントロールの水準と効率を高め、コストを引き下げるようにする。インターネット金融の參入基準を明確にし、市場參入の透明性を高めることが必要だ。これと同時に、分類に基づく管理コントロールを実施し、特にビッグデータのバックアップがないP2Pローンプラットフォームに対し、違法な資金集め、流動性の不足、違法な経営などの問題が発生することを重點的に防ぎ、プラットフォームが人民銀の信用情報システムに接続することを認めて、信用リスクを引き下げる必要がある。條件が整えば、情報共有プラットフォームを構築し、データの分類管理を実施し、公共のデータを共有し、有償で商業(yè)データを使用し、個人情報を厳格に保護することを検討するとよい」と述べた。
インターネット金融はここ數(shù)年の間に中國で新たに誕生したものだ。統(tǒng)計によると、2015年までに、P2Pローンプラットフォームの數(shù)は2595に増え、取引規(guī)模は9823億元(約17兆1893億円)に達した。第三者ネット決済がオンライン決済全體に占める割合は87%を超え、銀行のオンライン決済規(guī)模をはるかに上回る。だがこうした流れにともなって発生したインターネット金融のリスクが各方面の関心を集める難題ともなっている。2015年だけでも、P2Pローンの問題あるプラットフォームは896に達し、全體の3分の1を超え、コントロールを擔當する者がプラットフォームを利用して資金集め詐欺や違法な預金集めといった犯罪行為を起こしたケースもあった。法律法規(guī)が不完全で、監(jiān)督管理の遅れや空白があり、業(yè)界の規(guī)範と自律性が十分でなく、金融とネットワークシステムそのものに高いリスクがあり、リスクがネットで伝わることで拡大するといった要因は、いずれもがインターネット金融に試練を突きつけるものだ。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年3月6日
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