中國の高齢化が加速するに伴い、高齢者醫(yī)療衛(wèi)生サービス需要の激増、社會(huì)資源の調(diào)達(dá)困難、介護(hù)者不足など各要素間の矛盾や課題がますます顕著化している。日立システムズ（広州）有限公司の小林茂彥?會(huì)長はこのほど取材を受け、中國におけるシニア市場のビジネスモデルと「インターネット+介護(hù)」モデルのすう勢をめぐる自身の考えについて明らかにした。小林氏は、「在宅介護(hù)は、いまや大局の赴くところとなっている。インターネット技術(shù)支援を通じて、中國の高齢者がより幸福な晩年生活を送ることができるよう願(yuàn)っている」と話した。海外網(wǎng)が伝えた。

○在宅介護(hù)が新たなすう勢に

中國と一衣帯水の隣國である日本は、中國より早く高齢化社會(huì)に突入した。このような背景から、シニア産業(yè)に造詣の深い小林氏の考え方には、中國が參考にすべき點(diǎn)が多々ある。

「インターネットが介護(hù)における新たなチャンスを開拓する」とする小林氏は、「インターネット+介護(hù)」モデルが、中國の介護(hù)における問題點(diǎn)を解決するための新たなアイデアを提供したと強(qiáng)調(diào)する。

長年にわたり中國で仕事をしてきた小林氏は、中國の介護(hù)をめぐる環(huán)境や現(xiàn)狀に対する理解も深い?！附樽o(hù)に対する伝統(tǒng)的観念の影響や國情?文化の制限を受け、中國では、高齢者施設(shè)で老後を過ごすという選択をする人はごく一部に限られる。圧倒的多數(shù)の高齢者は、在宅介護(hù)に依存する必要がある」と氏は指摘した。

実のところ、今年3月に発表された「十三五（第13次五カ年計(jì)畫:2016-2020年）」においても、「中國式介護(hù)は、在宅介護(hù)をベースとし、コミュニティに依存し、機(jī)関が補(bǔ)充する」いうパターンが打ち出されている。小林氏は、「まさしくその通り」とその方針を支持、「現(xiàn)在の中國の人口基數(shù)と高齢者人口の増加スピードから見て、高齢者問題を解決するためには、醫(yī)療サービスだけに依存するとなると、たとえどれだけ多くの病院を組み入れても、また、どれだけの醫(yī)師を育成しても、十分とは言えない。高齢者は、自分が日常生活を送る生活環(huán)境で老後を送ってはじめて、質(zhì)の高い生活を確保することができる」と指摘した。