フィリピンの元高官や識者が8日、南中國海をめぐる爭いについて中國と早期に対話し、交渉によって解決するようドゥテルテ次期大統(tǒng)領(lǐng)に促した。人民日報(bào)が伝えた。

フィリピン外務(wù)省海事センター元事務(wù)局長のアルベルト?エンコミエンダ氏は「新政権に仲裁裁判所の仲裁結(jié)果を座して待つ必要はなく、訴訟の取り下げを検討してもいい。訴訟の取り下げはフィリピンの國益に合致し、何ら恥ずべきことではない」と述べた。

フィリピン元教育次官のバルデス氏は「たとえ仲裁裁判所がフィリピンに有利な裁決を下しても、フィリピンが確かなメリットを得ることはできない。それなら、狀況はもっと悪くなるだけだ。裁決の結(jié)果によって南中國海情勢はさらに緊張するからだ」と述べた。

フィリピン大學(xué)のアイリーン?バビエラ教授は「二國間対話は比中両國が相互信頼を再構(gòu)築する道だ。そうして初めて、中國はフィリピンに中國の安全保障上の利益を損なう企てがあると疑わなくなるからだ」と述べた。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年6月13日