ブロッコリーと牛肉炒めは中國ではあまり聞かないものの、アブラナ科の緑黃色野菜?カイランと牛肉炒めは良く知られている。また、スイートサワーチキンとは、広東料理でおなじみの酢豚が起源だ。米ニューヨークの中華街の中國系住民は、「ニューヨークタイムズ」の取材に対して、「米國式中國料理」について、「ここで生まれ育ったある友人が、祖父が食事に來る理由は、ここの料理を食べると、米國に來たばかりのころに食べた物を思い出すからと言っていた」と語っている。
19世紀(jì)の半ばから、米國のユニオン?パシフィック鉄道の建設(shè)現(xiàn)場で働くため、多くの中國人労働者が海を渡った。異國の地で過酷な労働をしていると、故郷の料理の味が自然と戀しくなるものだ。そのため、カイランの代わりにブロッコリーを使い、酢の代わりにレモン汁を使うなど、限りある食材と料理の腕を駆使したのだ。そしてそれが「本場とは全然違う中國料理」の始まりとなったのかもしれない。できる限り中國料理らしさを殘そうという努力と共に、ある種の創(chuàng)作も加えられているのだ。
中國人からすると、そのような海外の中國料理は、「全然違う」のかもしれない。しかし海外の人々にとっては、それは中國について知る知識の重要な部分となっている。また、そこから苦労して必死に頑張り、最終的に海外に渡った中國人たちが自分たちの方法で現(xiàn)地の生活に溶け込んでいった100年あまりの歴史のありさまも読み取ることができるのだ。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年8月10日
![]() |
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn