8月の外貨準(zhǔn)備高は2カ月連続の減少となり、2011年12月以來の最低を記録した。中國人民銀行（中央銀行）がこのほど発表したデータによると、8月末の外貨準(zhǔn)備高は3兆1851億7千萬ドル（1ドルは約101.6円）に上り、7月末の3兆2010億6千萬ドルより158億9千萬ドル減少した?！妇┤A時(shí)報(bào)」が伝えた。

市場アナリストは、「8月に外貨準(zhǔn)備が減少したのは主に米ドルの上昇といった要因の影響によるものだ?，F(xiàn)在、中國経済の基本的側(cè)面は落ち著きをみせ、物価水準(zhǔn)も安定し、金融政策の基調(diào)は変わらず、預(yù)金準(zhǔn)備率と金利が引き下げられる確率は低い。また9月は米ドルの利上げへの期待が低下し、外貨準(zhǔn)備をある程度支える役割を果たすとみられる。今後しばらくは、外貨準(zhǔn)備と人民元レートは相対的な安定を維持するだろう」との見方を示す。

人民銀の易綱副総裁はこのほど、「中國には現(xiàn)在3兆2500億ドルの外貨準(zhǔn)備があり、十分だといえる。レートにおかしな動(dòng)きがあれば、多様化された政策を通じ、政策のツールボックスを用いることになる。たとえば観測の誘導(dǎo)、通貨政策、人民元政策と外貨政策の組み合わせなど（による干渉）を行うことになる」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年9月8日