中國観光研究院が8日、中國のカード決済サービス大手?銀聯(lián)國際と共同で発表した「2016年中國海外旅行発展年度報告」は、今年、中國のアウトバウンド客の數(shù)は前年比11.5%増の1億3300萬人に達すると予測している。中國のアウトバウンド市場が理性化された成長期に入り、海外で文化などをじっくり體験する旅行への支出が増加している。人民日報が報じた。
同報告によると、2015年、中國のアウトバウンド客の數(shù)は前年比9.8%増の1億1700萬人に達した。數(shù)年前までは毎年約20%のペースで増加していたのと比べると、増加幅が明らかに縮小している。
中國観光研究院の戴斌?院長は、「約20年の急速な発展を経て、中國のアウトバウンド客の數(shù)の増加ペースは初めて一ケタ臺となった。それでも、中國のアウトバウンド市場は巨大なポテンシャルを秘めている。現(xiàn)在、中國ではパスポートを持っている人の割合が6%以下。まだまだ発掘できる余地が十分にある。今後5-10年の間は、中國のアウトバウンド客の數(shù)はほぼ橫ばいの安定したペースで増加していくだろう」との予測を語った。
また、同報告によると、15年、中國の國際観光支出は前年比16.6%増の1045億ドル(約10兆4500億円)に達した。一人當たりの支出額は893ドル(約8萬9300円)の計算で、上昇のペースが落ち著いてきている。それでも、世界経済が伸び悩み、多くの國の國際観光支出が減少しているため、中國のアウトバウンド客の購買意欲は抜き出ているといえる。
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