中秋節(jié)（舊暦8月15日、今年は9月15日）を間近に控え、五仁月餅（ナッツ餡の月餅）が再びその姿を現(xiàn)した。今年は國家質(zhì)量監(jiān)督検験検疫総局（AQSIQ）と中國國家標(biāo)準(zhǔn)化管理委員會(SAC)が新國家基準(zhǔn)GB/T19855-2015「月餅」を発表後初の中秋節(jié)となる。月餅界の「五仁月餅」について新國家基準(zhǔn)では、「クルミ、あんずの種、オリーブの種、ひまわりの種、ゴマという5種類のナッツを主な原料とした餡が入った月餅だけが『五仁月餅』と稱することができる」と明確に定められている。これによりその他のナッツを主な原料とする餡が入った月餅は「果仁月餅（ナッツ月餅）」としか呼べないことになるのだ。健康時報網(wǎng)が伝えた。

「五仁月餅」が苦手な人は多いが、実は五仁月餅の栄養(yǎng)価はすこぶる高い。

○クルミは中國醫(yī)學(xué)で言うところの「以形補(bǔ)形（弱い部分を他の動植物の同じ部分で補(bǔ)う）」の考え方の代表例である。クルミには不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、脳細(xì)胞に栄養(yǎng)を與え、脳の機(jī)能を強(qiáng)化する働きがある。また、クルミには大量のビタミンEも含まれており、日常的に摂ることで、肺を潤し、毛髪を黒々と豊かにする作用がある。

○ひまわりの種には、不飽和脂肪酸、良質(zhì)のたんぱく質(zhì)、カリウム、リン、カルシウム、マグネシウム、セレンなどのミネラルのほか、ビタミンＥやビタミンＢ1などのビタミンが豊富に含まれており、心臓病や高血圧の予防に高い効果があると同時に、人體の免疫力を高める効果もある。