文化?社會部門審査委員の所感:
熱心な日本語學習者及び指導を擔當する教師に支えられ、「日中友好中國大學生日本語科卒業(yè)論文コンクール」は、その時々の時代背景に影響されながらも、第16回を迎えるに至ったことは、社會の激動を乗り越えて、その存在意義が評価されたものと、些かの自負と感謝の念に堪えない。
また、このコンクールは、他のコンクールと異なり、受賞者と受賞校を顕彰する為のものではなく、「コンクールを通じて、日本語教育の現(xiàn)狀と課題を把握して、その克服を期すことに、存在意義を求めている?!工长趣扦ⅳ?。
したがって、その運営と審査は、公正?公平を擔保する観點から、番號を付した形で行われ、集計の段階で審査委員の勤務校に該當する場合は、その採點を除外する等、細心の配慮を行っております。
また、學際的な論文の扱いについては、各部門主査の協(xié)議を経て、その該當部門を、確定しております。
しかし、このコンクールの認知度が高まるにつれ、受賞競爭が過熱する一方、応募のレベルを満たすことが出來ず、応募を斷念する大學も続出しており、日本語教育の底上げを図る取り組みが、急務であると危懼を致しております。
そして、一部の先進校は、過度な指導と質を求めており、學士論文の性質が、「學問の規(guī)範を學び、學問の愉しさと厳しさを、主體的に學ぶ唯一の機會」と捉える筆者としては、違和感を覚えざる得ないところです。
なお、研究者の道に進む者が一部であり、多くの學生が、現(xiàn)実社會に參入する現(xiàn)実を鑑みれば、小手先の技術を教える教育ではなく、「自ら學び、自ら問題を処理する力と知恵を蓄える?!构翘谓逃长饯?、社會と時代の要請に応えると考えます。
では、學生と教師の聲を、真摯に汲み上げて、中國日本語教育の共有財産とするべく、微力を傾注する所存なので、皆様の叱咤激勵を、宜しくお願い申し上げます。
小野寺 健 日中友好市民倶楽部理事長
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