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16日は故宮博物院の2017年度展覧會(huì)が開幕してから、初の土曜日となった。今回の重量級(jí)文化財(cái)である、今から約900年前の北宋の名畫「千里江山図」が再び、「故宮ダッシュ」という現(xiàn)象を引き起こした。多くの見學(xué)者が開展と同時(shí)に、展示ホールに向かってダッシュした。さらには5時(shí)間も列に並び、5分しか鑑賞できない見學(xué)者もいた。中國放送網(wǎng)が伝えた。
「清明上河図」が2年前に武英殿で展示された際に、小走りし中に入り、長い列を作ることが慣習(xí)化された。今や同じような光景が再び展開されている。著名畫家である陳丹青氏は、「千里江山図」を鑑賞した際に、夢(mèng)中になり呆けてしまったと話した。「千里江山図の広がりが非常に具體的で、この絵を切り離し無數(shù)の局部にしても、そのすべてがまた一つの絵になるほど細(xì)かく描かれている。隋唐五代、北宋の大家を含めても、これほど多くの內(nèi)容を含んだ絵を見つけることはできない」
この絵は北宋の宮廷畫家である王希孟が18歳で描き上げたもので、現(xiàn)存する青緑山水畫の中で最も代表的で、大きな節(jié)目となる意義を持つ作品とされている。絵の長さは11.9メートルで、「清明上河図」の2倍弱。これほど長い絵ではあるが、見學(xué)者が殺到することから、5分しか鑑賞できない。また今回の展示期間はわずか46日で、次の展示は3年後を待たなければならない。
北京師範(fàn)大學(xué)文化創(chuàng)意産業(yè)研究院の肖永亮執(zhí)行院長は「再び故宮ダッシュが生じ、博物館経済の需給バランスの亂れを反映している。市場(chǎng)経済の考えと現(xiàn)代的な科學(xué)技術(shù)の手段により需給のマッチング體制を整え、より見學(xué)者の需要に合致する正確なサービスを提供するべきだ。例えば予約、整理券の配布などを行い、さらに事前に待つ時(shí)間を伝えることで、効果的に見學(xué)者の數(shù)を減らすことができる。こうすれば見學(xué)者が殺到という現(xiàn)象を和らげることができる」と指摘した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年9月19日
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