6月18日午前、大阪府北部でマグニチュード(M)6.1の地震が発生。通學(xué)中だった大阪府高槻市立壽栄小學(xué)校4年の三宅璃奈ちゃん(9)が倒れてきたプール外壁の下敷きになり亡くなった。同事故により、日本では建物の安全性に注目が集まっている。
璃奈ちゃんは、普段は小學(xué)1年の弟と登校していたが、この日は朝の「あいさつ運(yùn)動(dòng)」當(dāng)番で1人だったという。そして、不運(yùn)にもその日に地震が起き、倒れてきたプール外壁の下敷きになり亡くなった。壽栄小學(xué)校を取材すると、校門前には獻(xiàn)花臺が設(shè)けられ、近隣住民らが続々と訪れていた。
同事故により、日本では建物の安全性に注目が集まっている。警察を含む関連當(dāng)局も壁が倒れた原因を調(diào)べている。事故現(xiàn)場には規(guī)制線が張られ、関係者が現(xiàn)場検証を行っていた。取材では、壁は元々1.9メートルでその上は金網(wǎng)フェンスだったものの、その後、目隠しのために基礎(chǔ)部分1.9メートルにコンクリートブロック1.6メートルを積み上げ、壁の高さは計(jì)3.5メートルになっていたことが分かった。日本の「建築基準(zhǔn)法」では、ブロック塀の高さを「2.2 メートル以下」と定めており、違法建築だったことになる。今回倒れたのは、基礎(chǔ)から上のブロック塀だった。
日本の安井建築設(shè)計(jì)事務(wù)所の建築士?高凱氏は、「日本の法律は建築物周辺の壁の高さを定めており、ブロック塀の場合『高さは、2.2メートル以下とすること』と規(guī)定されている。また、高さ2メートル以上の場合、『壁の厚さは、15センチメートル以上とすること』と定めている。また、『控壁は、長さ3.4メートル以下ごとに、壁面からの高さの1/5以上突出したものを設(shè)けること』としているほか、『壁內(nèi)には、徑9ミリメートル以上の鉄筋を縦橫に80センチメートル以下の間隔で配置すること』と規(guī)定している。しかし、今回倒れた壁の高さは3.5メートルと、基準(zhǔn)を大きく超えていた。また、倒れた壁を見ても鉄筋が入っておらず、壁を支える『控壁』もない。これらの點(diǎn)からして、完全な違法建築だった」と指摘している。
その他、建築基準(zhǔn)法は建物の外壁の點(diǎn)検を3年に1回行うこととしている。取材では、壽栄小學(xué)校は昨年1月に定期點(diǎn)検を?qū)g施していたものの、「高槻市教育委員會(huì)」に提出された點(diǎn)検結(jié)果には倒れたブロック塀については報(bào)告していなかったことが分かった。
高槻市はすでに、倒れたプールの壁は違法建築だったことを認(rèn)め、管理責(zé)任を負(fù)う高槻市の市長も公の場で謝罪した。また、高槻市が市內(nèi)の小中學(xué)校に緊急に點(diǎn)検を?qū)g施するように指示したところ、他にも建築基準(zhǔn)法に違反する壁が數(shù)ヶ所見つかった。日本文部科學(xué)省も小中學(xué)校に同様に危険なブロック塀がないかどうか確認(rèn)するため、全國の教育委員會(huì)を通じて緊急に點(diǎn)検するよう求めている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年6月23日
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