韓國のサムスン電子はこの頃、特許をめぐる訴訟トラブルに見舞われている。今はまだ世界市場で出荷量が最多の攜帯電話メーカーだが、中國市場では厳しい挑戦にさらされている。深セン市の攜帯電話販売會社(ベンダー)の関係者によると、「以前は小規(guī)模店舗にもサムスン端末を一日に數(shù)十臺、時には100臺以上も出荷していたが、今はあまり出荷していない。8月にうちで売れたのは10臺足らずだ」という?!笌谥萑請蟆工瑏护à?。
中國の攜帯電話市場で消費者が今買い求めるブランドをみると、中國國産ブランドでは華為、小米、OPPO、vivoなどが主な選択肢になり、海外ブランドでは米アップルのiPhone(アイフォーン)の人気が引き続き高い。また深センに本社を置く華強北が中國の攜帯販売のバロメーターになっている。前出の販売會社関係者は、「深センで攜帯電話の商いをして10年以上になり、これまでサムスン、アップル、華為、OPPO、小米などのブランドを販売してきた。今、サムスンについての消費者からの問い合わせは少ない」と話す。
インターネットデータセンター(IDC)が発表したデータをみると、2018年第2四半期の世界スマートフォン出荷量では、サムスンが1位で7150萬臺に上り、市場シェアは20.9%を超えたが、大幅低下した。2位は華為の5420萬臺、15.8%で、出荷量は前年同期比40.9%増加した。3位はアップル、4位は小米、5位はOPPOだった。
サムスンの市場シェアの大幅低下についていくつかの攜帯販売會社にたずねたところ、「16年に起こしたバッテリー問題が消費者の心理に大きく影響している。サムスンファンで他のブランドに移った人もたくさんいる」との見方が共通していた。攜帯電話ユーザーは、「スマートフォンは今では仕事や生活の一部なので、安全性を非常に重視している」と話す。
中國人消費者が中國國産ブランドを真っ先に選ぶようになり、海外ブランドではiPhoneがサムスンを追い抜いた。サムスンは中國市場でアップルと中國ブランドの挾み撃ちに遭い、販売量が大幅に減少している。
中國國産ブランドのコストパフォーマンスの高さに直面し、サムスンの高い価格設(shè)定がこれまでのサムスンユーザーを他ブランドに移行させる原因になっている。ハードウェアにそれほど差がない場合、サムスン製品は中國國産ブランドより2千元(約3萬2350円)ほど高い。小米、OPPO、vivoを代表とする中國國産ブランドは、市場の消費のトレンドにぴたりと焦點を當(dāng)て、コストパフォーマンスが高く、使い勝手がよい製品を次々打ち出す。同販売會社関係者は、「コストパフォーマンスの低さだけでなく、サムスンの攜帯は値崩れしやすいのも、多くの消費者が買わなくなった主な原因の1つだ」と指摘する。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年9月10日
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