調(diào)査によると、一人っ子であることが多い90後は、複數(shù)の不動(dòng)産を相続できるため、経済的には全く悩みがないというのが、中國(guó)社會(huì)の同世代に対する普遍的な見(jiàn)方となっていることが分かった。しかし、調(diào)査では、多くの90後は依然として不動(dòng)産を手に入れることを目標(biāo)としており、目標(biāo)としてそれを選んだ割合は62％と、他の年齢層（80後、70後、60後はいずれも約50％）を明らかに上回った。一方の80後、70後、60後は、健康を基本として、他の物質(zhì)や家族の財(cái)産を追い求めることを重視していた。

また、80後、70後、60後と比べると、90後の財(cái)産の追求は多元化し、精神的な分野の追求も多種多様で、「仲の良い家族」（50％）、「自分の夢(mèng)実現(xiàn)」（46％）、「向上心」（40％)、「人脈/友人の輪」（36％）などの要素の必要性も他の年齢層よりも強(qiáng)く感じていた。

年齢層別の比較のほか、調(diào)査では「親」と「子」という立場(chǎng)に分け、どんな財(cái)産を殘したい、または受け継ぎたいと思っているかを分析した。すると、親が子供に殘したいと思っている財(cái)産と子供が受け継ぎたいと思っている財(cái)産には明らかな差があることが分かった。具體的には、親が子供に殘したい主な財(cái)産は依然として「不動(dòng)産」だったのに対して、子供が親から受け継ぎたいと思っている「財(cái)産」トップ3は、「仲の良い家族」、「健康」、「家族の平和?健康」など、精神的な財(cái)産ばかりだった。

このように、物質(zhì)的には比較的満たされている環(huán)境で育った若者は心理的、精神的需要を重視していることが分かる。中でも、家庭を中心とする幸福感が非常に重要視されている。このような結(jié)果は、社會(huì)が若者に対する固定観念を取り除くうえで、一定の參考材料となるだろう。

90後は仕事でも能力を発揮して成果を上げ始める年齢になっているが、経済的には依然として完全には自立できていないようだ。調(diào)査によると、働き始めた後も依然として親に「お小遣い」をもらっている90後の割合は6割に達(dá)した。理性的な消費(fèi)観念を身に付けるよう子供をどのようにサポートするかが重要で、財(cái)産管理に関する教育のうち、自身の収入を確保し、不必要な支出をいかに減らすかということを教えることが不可欠になっている。そして、子供ができるだけ小さい時(shí)からそのような教育を與えることが必要となっている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年9月14日