
9月27日、トレーニング中の馬竜選手と談笑する劉國梁氏(左)(撮影?陶希夷)
2020年の東京オリンピックでは、新種目が多く採用されることになっている。卓球混合ダブルスもその一つだ。劉氏は、「混合ダブルスが新種目として採用されたことは、今回のオリンピック準備における大きな『変數(shù)』といえる?;旌膝昆芝毳工?、男子チームと女子チームとが一緒になって完成させていかねばならず、參加ペアは1組だけに限られるため、『安全係數(shù)』は最も小さい。さらに重要なことは、混合ダブルスの金メダルは、五輪史上初のメダルとなるため、その価値は計り知れない。準備過程には、不確定要素が非常に多く、十分な危機的意識と早めの戦略配置が必要となってくる」との見方を示した。
劉氏は2017年6月、中國卓球協(xié)會の副會長に就任。卓球ナショナルチームの監(jiān)督の座から退いたものの、さまざまな面において選手たちに関心を寄せてきた。一部大會での卓球ナショナルチームの成績が変動していることについて、劉氏は、「新舊交代プロセスが進む中では、極めて正常なことだ」と指摘した。また、若手選手の最近のパフォーマンスについては、「非常に良い」と評価した。
さらに劉氏は、「アジア競技大會での試合ぶりを客観的に見たところ、若手選手の技術(shù)レベルはすでに、五輪のチャンピオンたちとほとんど変わらなくなってきている。だが、世界レベルの大會に関しては、まだまだ課題は殘っている。最終的に日本チームは、戦略としてトップ選手がこぞってアジア大會出場を見合わせた。我々は、アジア大會での成績に喜ぶと同時に、冷靜に考え続けなければならない」と続けた。
東京五輪への準備のほか、劉氏は、今回の自分の「復帰」について、以前とは異なる點が多々あると話す。彼にとって、協(xié)會の実體化改革が始まってから、責任はより大きくなったとしており、「中國卓球チームが金メダルを獲得することは、問題ない。だが、どのようにして『國家球技』文化をいっそう発揚し、世界に展開し、中國を世界卓球界の中心地とするかは、今、検討を要する課題となっている。金メダルを獲得するだけではなく、成績以外の國家球技としての栄譽を守っていく必要がある。この課題は、大會で日本、韓國、ドイツに勝利するより価値が大きいことであり、難易度もより高い」としている。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年9月28日
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