ペットを飼う人がますます多くなり、SNSでペットの寫真を公開する人も増えている。このほど発表された「2018年中國ペット産業(yè)白書」によると、2018年の中國ペット（犬?貓）消費市場の規(guī)模は1708億元（1元は約16.4円）に上り、前年比27％増加した。都市部で犬?貓を飼う人は5648萬人、全國都市部の犬?貓飼育頭數(shù)は9149萬頭に達した?！镐E江晩報」が伝えた。

▽貓と貓グッズに1萬元以上 「ネコノミクス」が「イヌノミクス」を猛追中

小格さんのうちではチンチラペルシャ貓を飼っている。真っ白なふわふわの毛並み、目はセルリアンブルー、瞳孔は漆黒。ペットショップの人の話によれば、「コンディションは良好」だ。家に來た時はまだ2ヶ月で、価格は4500元だった。來てすぐに各種キャットフード、爪研ぎ板、キャットタワー、ベッド、毛取りクリーナー、キャットウェアなど數(shù)え切れないほどのグッズを買い込み、約1ヶ月間に宅配便數(shù)十箱を受け取り、5千?6千元を支払った。これに貓の値段も合わせると、この月の貓関連の出費は月収を上回った。

小格さんは、「飼い始めに買ったものだけではなく、毎月の固定支出もある。エサ、栄養(yǎng)食、蟲除け、トリミングなどなど、一月に最低でも300元から500元はかかる」と話す。

90後（1990年代生まれ）の小昆さんは犬を飼って7年になるベテラン飼い主だ。家にはジャーマン?シェパード?ドッグとシベリアンハスキーの大型犬2頭がいる。幼犬の頃に抱きかかえられて家にやって來て、値段はシェパードが3500元、ハスキーが2千元だった。「大型犬はたくさん食べるので、5キログラム入りドッグフードの箱が2?3日で空になる。トリのささみとか卵黃とか牛肉などを入れた栄養(yǎng)のあるエサを與えないとだめで、一月の出費は少なめに見積もっても1500?2千元になる」という。

同白書によれば、18年の中國ペット市場では、犬の飼い主の年平均消費額は5580元、貓の飼い主は4311元だった。貓の飼育頭數(shù)と消費市場の規(guī)模はまだ犬を追い越してはいないが、「ネコノミクス」は「イヌノミクス」を猛烈な勢いで追い上げ、追い越そうとしている。

浙江省のペットフード?用品輸出入産業(yè)協(xié)會の朱招寵事務局長の話によると、「浙江省のペット消費能力とペット頭數(shù)は、全國で5位から6位にはなる。2010年から、中國ではペット消費が急速に発展し、毎年前年比で20?25％のペースで成長してきた。このペースでいくと、20年のペット消費市場の規(guī)模は2千億元を超える。さらに5?10年後には、中國は世界最大のペット消費市場になることが予想される」という。