これまでは年度単位で利用カードを作製するので一括して高額の會(huì)費(fèi)を支払っていたスポーツジムが、最近は月単位の少額の會(huì)費(fèi)を支払えば利用カードが作れるようになった。中古品取引のアプリケーションがブームになった。ザーサイ會(huì)社フーリンザーサイの株価が1年で200％値上がりした。北京の三源里食品市場(chǎng)ではアボガドが以前ほど売れなくなった。ネットユーザーはこうした現(xiàn)象を挙げて「消費(fèi)ダウングレード」の見(jiàn)方を裏付けるとしている。

専門(mén)家はこれに対し、「価格は客観的な基準(zhǔn)ではない。消費(fèi)行為にしても経済力を完全に反映するものではない?！合M(fèi)ダウングレード』という言い方は消費(fèi)者の価格に対する敏感さとしてある程度は解釈できる」との見(jiàn)方を示す。

趙氏は、「所得水準(zhǔn)が低い層ほど価格に対して敏感になり、所得水準(zhǔn)が高い層ほど価格に無(wú)頓著だ。一部の企業(yè)は細(xì)分化された市場(chǎng)に向き合い、方向性を価格に敏感な層に定め、価格を前面に出した営業(yè)販売や商品の刷新などの方法で顧客を誘致し、好調(diào)な営業(yè)成績(jī)を上げ、企業(yè)規(guī)模は拡大を続け、社會(huì)に注目されるようになった。同時(shí)に、こうした企業(yè)は市場(chǎng)の位置づけが非常に正確で、一部の消費(fèi)者に歓迎されているので、こうした消費(fèi)者が消費(fèi)層全體の中で注目を集める。実際にはこうした現(xiàn)象は『消費(fèi)ダウングレード』ではない。細(xì)分化された市場(chǎng)の存在は逆に消費(fèi)者の選択肢の増加を意味する」と説明する。

業(yè)界関係者は、「消費(fèi)者のさまざまなニーズを踏まえ、品質(zhì)保証を前提として、さまざまな価格帯の商品を生産することは、中國(guó)の體系的生産能力が大きく、充足したものであることを如実に物語(yǔ)る。全國(guó)統(tǒng)一市場(chǎng)の建設(shè)を加速し、各種所有制企業(yè)に消費(fèi)財(cái)とサービスを公平に提供する上で有利な市場(chǎng)環(huán)境を構(gòu)築することが必要だ」と語(yǔ)る。

見(jiàn)逃せないのはなんと言っても消費(fèi)の円滑さの向上だ。ここ數(shù)年は、オンライン消費(fèi)が消費(fèi)増加の大きな注目點(diǎn)となり、新興の業(yè)態(tài)が高度成長(zhǎng)を維持しているが、それと同時(shí)に、従來(lái)型小売企業(yè)も販路を積極的に開(kāi)拓し、引き続き急成長(zhǎng)ペースを維持していることが注目される。

ビッグデータ、人工知能（AI）、モバイルインターネットなどの新技術(shù)による推進(jìn)、ますます整備される物流配送システムのバックアップの下、スーパーや専門(mén)店といった従來(lái)型小売業(yè)態(tài)とECプラットフォームとの融合が深まり、消費(fèi)者の體験をより重視し、レストラン、ショッピング、エンターテインメント、レジャーなどさまざまな消費(fèi)シーンをクロスボーダーで集めて一體化した新小売業(yè)態(tài)が次々に登場(chǎng)している。

ここからわかるのは、模倣型、追隨型の消費(fèi)段階はほぼ終わり、個(gè)性化、多様化の消費(fèi)が徐々に主流になり、新興業(yè)態(tài)が急速に成長(zhǎng)し、新商業(yè)モデルが次々に登場(chǎng)していることが、消費(fèi)バージョンアップの歩みのさらなる加速を物語(yǔ)るということだ。また人々の消費(fèi)観念の中で省エネ、環(huán)境保護(hù)、グリーン、ヘルシーへの関心が高まり、「お金を使わない」ことや「お金をあまり使わない」ことが行われるようになったが、これは実質(zhì)的には「消費(fèi)ダウングレード」ではなく、理性的な消費(fèi)であり、環(huán)境保護(hù)に配慮した消費(fèi)だといえる。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年10月16日