夏はアレルギーになりやすい季節(jié)だ。花粉、ダニ、ハウスダストといったアレルゲンが多くの人を苦しめている。この夏、女の子の圓圓さん(10歳、仮名)は外出時(shí)に必ず完全武裝し、帽子とマスクを著用しているにも関わらず毎日くしゃみと鼻水が止まらなかった。病院で検査を受けると、鼻炎の原因が花粉やダニではなく家のゴキブリであることが分かった。重慶晨報(bào)が伝えた。
多くの人はアレルギーがゴキブリと関係あるとは思わないだろう。しかしゴキブリは実際に、比較的よく見られるアレルゲンの一つだ。西南病院皮膚科アレルギーセンターが昨年11-12月に調(diào)べたアレルギー外來患者1188人の分析データによると、プリックテストを行った患者574人のうちゴキブリアレルギー陽(yáng)性は39.2%の225人にのぼった。特異性血清実験でアレルゲンを調(diào)べた患者は614人で、ゴキブリアレルギーの陽(yáng)性率は20.7%。
西南病院皮膚科の専門家によると、現(xiàn)在までゴキブリから10數(shù)種類のアレルゲンが見つかっている。これは喘息、アレルギー性鼻炎、濕疹、慢性蕁麻疹など複數(shù)の疾患を引き起こす。
多くの患者はアレルゲンがゴキブリであると分かると不思議に感じる。なぜなら、彼らはゴキブリに觸れたことがないからだ。しかし、実際にはゴキブリは吸入型のアレルゲンで、ゴキブリそのものに直接觸れなくてもアレルギーは発生する。その唾液、剝がれ落ちた皮、分泌物、體の一部、死骸、卵、糞便などは非常に強(qiáng)いアレルゲンで、アレルギーを引き起こす可能性がある。
ゴキブリアレルギーの患者にとっての最良の予防策は家のゴキブリ駆除で、ゴキブリのいない生活環(huán)境を作ることだ。
西南病院皮膚科の専門家は、「まず家のドアや窓に網(wǎng)戸をつけ、壁や窓の穴や隙間を塞ぎ、下水道を常に清潔にし検査する。このほか、室內(nèi)の掃除を徹底し、特に臺(tái)所の調(diào)理をする部分は定期的に清掃する。すべての食べ物を密閉容器に入れて保存し、こまめにゴミを出す」と提案した。
さらに、「ゴキブリを見かけても直接叩いて殺してはならない。叩き殺したゴキブリの體內(nèi)には多くの卵が殘っており、これらの卵は外力からの侵害を受けにくく孵化する可能性がある。専門的な薬や駆除シートを使うことが望ましく、固形の薬が最適だ。ゴキブリ駆除用品をゴキブリが好む場(chǎng)所に設(shè)置し、安全を守るため家庭內(nèi)の子供に觸れさせない。ゴキブリの死骸は燃やすか下水道に流すべきだ」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年8月13日
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