現(xiàn)在の國際秩序の主な枠組みは、世界が反ファシズム戦爭に勝利したことの成果だ。英?米?仏?露?中は反ファシズム統(tǒng)一戦線を結(jié)成し、數(shù)年にわたって血みどろの戦いを繰り広げた結(jié)果、人類社會を再び文明の進(jìn)歩という軌道に戻すとともに、ファシストの名殘を「妖魔を鎮(zhèn)める寶塔」である戦後國際秩序の下に押し込んだ。こうして戦後の國際秩序の維持は中國とロシアにだけ責(zé)任があるのではなく、米國や歐州などの西側(cè)諸國も含めた共同責(zé)任となった。米歐露はこのたび過去の恨みを捨て去り、ノルマンディー上陸70周年をともに祝い、目先の利益をめぐって爭うことなく、歴史の教訓(xùn)と國際的な道義を忘れずにいることを明らかにした。一方、安倍首相はたびたび軍國主義の亡霊を呼び戻そうとしており、徐々に日本を戦後國際秩序の転覆者にしようとしている。ここから発されるマイナスのエネルギーは中國に害を與えるだけでなく、既存の國際秩序をひっくり返し、進(jìn)歩的な反ファシズムという価値観を崩壊させようとするものだ。西側(cè)諸國はこうした事情をよく理解しており、日本のために火中の栗を拾おうとはしない。
マクロ的な視野でみると、日本の中國への対抗にはまったく未來がないといえる。
過去數(shù)千年にわたり、中國はアジア?太平洋地域で自然に中心的國家となっていた。近代の産業(yè)革命で生じた大きな変化により、中國は一時的に出遅れ、先に産業(yè)化を果たした日本にカーブで追い抜かれた。だが現(xiàn)在の中國は當(dāng)時のような「東アジアの病人」ではなく、「眠れる獅子」でもない。主客が入れ替わる中で、日本が取るべき賢明な戦略的位置づけは、平和を志向し、原則を著実に守ることだといえる。安倍首相が古い思考を抱えたままで、中國と対抗しようと決意を固め、「大東亜共栄圏」の夢を再現(xiàn)しようとするなら、日本は後戻りできなくなる。失敗し、かく亂する。また失敗し、またかく亂する。最後は完全な失敗に至るという運(yùn)命に、安倍首相は最終的に直面することになるだろう。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年6月6日
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