ブラジルで開(kāi)催されるFIFAワールドカップの開(kāi)幕が目前に迫った。中國(guó)代表は本大會(huì)には參加しないものの、多くの中國(guó)テイストを大會(huì)の隨所で見(jiàn)つけられることが、中國(guó)人サッカーファンにとってせめてもの慰めとなるだろう。中國(guó)のサッカーリーグ加盟クラブから外國(guó)人選手6人が今大會(huì)に出場(chǎng)、「英利」は中國(guó)企業(yè)唯一のW杯公式スポンサーとなった。エスコートキッズにも中國(guó)人が入っており、もちろん「メイドインチャイナ」グッズも數(shù)多い。新華網(wǎng)が伝えた。

中國(guó)國(guó)內(nèi)のサッカー環(huán)境がここ數(shù)年改善されるにつれて、企業(yè)からの出資が増え、試合の観客動(dòng)員率もぐんぐん上昇、現(xiàn)役のナショナルチーム代表を含む外國(guó)人超大物選手が続々と中國(guó)サッカー?スーパーリーグ入りしている。W杯各參加チームの最終登録選手リストによると、スーパーリーグと甲級(jí)リーグの加盟クラブに所屬している外國(guó)人選手のうち、史上最多の6人がW杯に出場(chǎng)予定だ。

6人のうち3人は韓國(guó)の代表選手となっている。最近の數(shù)シーズン、韓國(guó)Kリーグの報(bào)酬水準(zhǔn)が低下する一方で中國(guó)スーパーリーグの報(bào)酬レベルが上がっていることから、韓國(guó)人選手の中國(guó)スーパーリーグへの移籍が相次ぎ、中國(guó)各クラブでは「韓流」ブームが沸き起こった。北京國(guó)安に今シーズン移籍したハ?デソン（河大成）選手は、韓國(guó)代表チームの主力MFだ。広州富力のパク?チョンウ(樸鍾祐)選手は、ホン?ミョンボ（洪明甫）監(jiān)督の目に留まり、故障中にもかかわらず代表入りを果たした。広州恒大で急成長(zhǎng)したキム?ヨングォン（金英権）選手は、アジアカップで栄冠を手にしただけではなく、歐州トップリーグ入りの可能性も極めて高く、韓國(guó)代表チームの「鉄壁」となるに違いない。今年初めに広州富力に加わったチャン?ヒョンス（張賢秀）選手も韓國(guó)代表チーム補(bǔ)欠選手7人の候補(bǔ)に入ったが、最終的には、獨(dú)ブンデスリーガF(xiàn)SVマインツのパク?チュホ（樸柱昊）選手が選ばれ、チャン選手はブラジル行きの最終切符を手にすることができなかった。

2008－2009年シーズンの獨(dú)ブンデスリーガでアシスト王に輝き、現(xiàn)在は貴州人和に所屬しているズヴェズダン?ミシモヴィッチ選手（32）は、ボスニア?ヘルツェゴビナ代表チームの不動(dòng)MDだ。W杯予選で9回出場(chǎng)し、5ゴールを挙げた。ボスニア?ヘルツェゴビナ代表がW杯本大會(huì)への出場(chǎng)を決める影の立役者となったミシモヴィッチ選手の、ブラジルでの活躍が大いに期待される。

山東魯能のDFライアン?マッガワン選手も、問(wèn)題なくオーストラリア代表入りした。中國(guó)スーパーリーグだけではなく、中國(guó)甲級(jí)リーグで活躍する外國(guó)人選手の中にも、W杯出場(chǎng)を決めた選手がいる。昨シーズン終了後甲級(jí)リーグに降格した青島中能は、スーパーリーグ復(fù)帰を目指し、今シーズンはホンデュラス代表チームのメンバーで元キャプテンのオスマン?チャベス選手を招き入れた。

これまで、中國(guó)プロサッカーリーグに移籍した外國(guó)人選手のうち、W杯出場(chǎng)経験者は、カンポス、アクウェグブ、アンジョンファン、サビジョン、パラシオスの5選手だけだった。今回のW杯に出場(chǎng)する中國(guó)のサッカークラブに所屬する外國(guó)人選手は6人に上り、中國(guó)サッカーリーグのレベルアップを裏付けている。

外國(guó)人助っ人選手のほか、ブラジルW杯で、試合の際に名選手と一緒にピッチに入場(chǎng)するエスコートキッズの中に、中國(guó)人の姿を見(jiàn)ることができる。W杯公式スポンサーのマクドナルドは今年3月、中國(guó)で「W杯エスコートキッズ募集」をスタートした。度重なる?yún)棨筏彇摔騽伽翏iき、中國(guó)人6人がエスコートキッズに選ばれた。

W杯スポンサーに関しても、中國(guó)の姿が見(jiàn)られる。世界最大の垂直設(shè)置型太陽(yáng)光発電システムメーカーのひとつである英利緑色能源（エネルギー）控股有限公司（英利）は、今大會(huì)のスポンサーの中で唯一の中國(guó)企業(yè)だ。2010年W杯南アフリカ大會(huì)において、同社は中國(guó)企業(yè)初のW杯公式スポンサーとなった。2014年ブラジル大會(huì)の開(kāi)催中、英利の電光広告が64カ所の競(jìng)技スタジアムに登場(chǎng)し、各試合最低8分露出する。また、英利は、全ての試合開(kāi)催都市の電光掲示板に27セットの太陽(yáng)光発電システムを提供した。これには、サンパウロなどのスタジアム6カ所、報(bào)道センター、國(guó)際メディア本部に8カ所から15カ所の太陽(yáng)光エネルギー充電スポットが含まれる。

前回南アフリカ大會(huì)の「メイドインチャイナ」製品の中でも、人々から賛否両論が巻き起こったチアホーン「ブブゼラ」のことを、読者は覚えているだろうか？ブラジル大會(huì)の競(jìng)技スタジアム內(nèi)外でも、全世界のサポーターが、各種各様の「メイドインチャイナ」製品に出會(huì)うことだろう。大會(huì)公式マスコットのアルマジロ「フレコ（fuleco）」の人形は中國(guó)で製造されている。中國(guó)製の列車(chē)がリオデジャネイロで運(yùn)行し、観光客の足となる。ユニフォーム、タオル、各チームの旗など、サポーターにとって無(wú)くてはならない各種グッズも、當(dāng)然のことながら、「メイドインチャイナ」が主流を占めている。

W杯ブラジル大會(huì)では、多くの中國(guó)テイストを垣間見(jiàn)ることができる。しかし、本家本元の「中國(guó)代表チーム」の本大會(huì)への出場(chǎng)は、果たしていつ実現(xiàn)するのだろうか？（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年6月9日