しかし國內(nèi)の新エネ車の発言権は、依然として中國ブランドに握られていることを否定できない。データによると、中國の2013年の新エネ車生産臺數(shù)は1萬7553臺、販売臺數(shù)は1萬7642臺で、そのうち8割以上がEVとなった。中國ブランドがEV市場で主導(dǎo)権を握っており、北京汽車、比亜迪、騰勢、栄威、江淮が大半のシェアを占めている。今後數(shù)年內(nèi)に、吉利、啓辰、長安などのブランドの新エネ車も続々発売される。新エネ車という陣地の獨(dú)占は、中國ブランドにとって容易なことに思える。
しかし実際にはそう甘くはない。自動車購入稅の撤廃、充電スポットの建設(shè)の加速、ナンバープレート取得の優(yōu)遇策、補(bǔ)助金支給の拡大による影響を受け、合弁ブランドもこの大きな市場を見逃すはずがない。ホンダ、トヨタ、フォルクスワーゲン(VW)などの新エネ車市場で目立たぬグローバル大手も、すでに著々と準(zhǔn)備を整えており、積極的に攻勢をかけようとしている。
中國のハイブリッド(HV)市場で低迷するホンダは、すでに積極的な姿勢を示している。ホンダの池史彥常務(wù)取締役は昨年10月、「當(dāng)社はHVの現(xiàn)地開発?生産および部品調(diào)達(dá)を計畫しており、中國人消費(fèi)者に求めやすい、リーズナブルなHVを提供する。當(dāng)社は今後3年內(nèi)に、中國の広汽ホンダや東風(fēng)ホンダの工場でHVを生産する。両者の年産は100萬臺を超えることになる」と表明した。
ホンダの中國新エネ車市場での業(yè)績は、目を覆いたくなるほど悲慘なものとなっている。中國ブランドのラインナップにはHVが不足しているが、インサイトやフィットHV版などの輸入車販売臺數(shù)は、數(shù)カ月連続で0臺となっている。トヨタやレクサスの新エネ車の奮闘と比べ、池氏は自社の反応の遅れに苦しめられている。
政策支援の刺激を受け、トヨタも苦心して切り開いた土地を、ライバルのホンダに奪われることを良しとはしていない。トヨタには免稅政策に合致するEV、PHV、EREVがないが、燃料電池車の取り組み、新型HV(計2車種)の2015年の國産化は、中國という市場でライバルのホンダと新たな戦いを展開しようとしていることを反映している。
トヨタとホンダは當(dāng)然ながら、中國で最大の競爭相手であるVWに対応しなければならない。VWはトヨタやホンダの戦略とは異なり、HVとPHVに照準(zhǔn)を合わせている。VW中國部門の責(zé)任者であるハイツマン氏はこのほど、「當(dāng)社は新エネ車戦略に取り組み、今年よりEVのe-up!、ゴルフEV版、アウディのEVのe-Tronを中國で輸入販売する」と発表した。ポルシェのパナメーラPHV版もすでに発売されており、アウディ?A6のPHV版も2016年に國産化される。他にもVWは中高級セダンのPHV版を発売する予定だ。ハイツマン氏は、「當(dāng)社は今後5年間で、20車種を超える新エネ車を発売する可能性がある」と述べた。
歐州のVWも、「HVの故郷」のトヨタやホンダも、中國市場を未來の新エネ車戦略の重要な陣地としてとらえている。中國ブランドは現(xiàn)在、新エネ車のロー?ミドルエンド市場で覇を唱えているが、この狀況は數(shù)年內(nèi)に打破される可能性がある。また車種數(shù)やブランド力を見ると、海外ブランドは大多數(shù)の中國ブランドを上回っている。政策の刺激を受け、國內(nèi)新エネ車市場が刺激され、海外の挑戦者が活発な動きを見せている。中國ブランドがこの競爭によって獲得した陣地を守りきれるか否かは、政策の自國ブランドへの重視ではなく、経営者の実力と意志にかかっている。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年7月15日
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