調(diào)査會社PwCのコンサルティング部門のパートナー?呉福民氏は21日に開催された「2014年同族企業(yè)調(diào)査研究報告」発表會で、「中國の同族企業(yè)は10年後にトップ継承のピークを迎え、子孫が後継ぎとなる」との予測を明らかにした。新京報が報じた。

呉氏は取材に対して、「中國の民営企業(yè)が大量に誕生したのは1990年代。約20年経営すると、創(chuàng)始者の年齢が約50歳になる。10年後にはこれらの企業(yè)の創(chuàng)始者が引退するようになり、その子孫が経営権を握るようになるだろう。その時には、子孫も同族企業(yè)で約10年働いていると予測され、その重責を擔えるようになっているだろう」との見方を示した。

今回の調(diào)査研究の対象になった「同族會社」は、創(chuàng)業(yè)家一族の持ち株比率が合わせて50％以上を超え、経営において実質(zhì)的な支配権を行使している企業(yè)。資産の面では、創(chuàng)業(yè)家一族の資産が3000萬元（約5億2500萬円）以上で、製造業(yè)や飲食業(yè)などの業(yè)界が対象となった。

同報告によると、家族の経営參加や継承計畫において、中國の同族企業(yè)の22％が何らかの継承計畫を制定していた。ただ、計畫を明確な書面にしている同族企業(yè)はわずか6％にとどまり、世界平均の16％を大きく下回った。また、約50％が企業(yè)の売卻や上場を計畫していた。（世界平均は20％)。その他、約4分の1が所有権を子孫に引き継ぐと同時に、専門の管理チームを招聘する計畫だった。

PwCの中國稅務部のパートナー李建濱氏は、「中國の同族企業(yè)は、発展の初期段階にあり、整った継承計畫を制定する経験に欠けている。中國の同族企業(yè)は、家族間のトラブル解決や継承計畫の制定において、世界水準にまだ差を付けられている」と指摘した。

一方、過去一年間、「成長」を記録した中國の同族企業(yè)は、世界の平均水準を大きく上回った。調(diào)査に応えた企業(yè)の84％が「昨年度成長した」と答えたのに対し、世界平均は65％だった。その他、中國の同族企業(yè)の53％が、今後5年も急成長すると予測している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年10月22日