「日本経済新聞」14日付夕刊によると、同日、閣議報(bào)告された「2014年版犯罪白書(shū)」で、日本では65歳以上の高齢女性の萬(wàn)引き（竊盜）再犯率が性別?各年齢層のなかで最高であることがわかった?！竾?guó)際在線（CRI Online）」が伝えた。

日本は資本主義の先進(jìn)國(guó)として、世界でも高齢化が最も深刻な國(guó)のひとつ。人口高齢化は日本社會(huì)に多くの難題をもたらし、高齢者による犯罪は、すみやかな解決が待たれる新たな問(wèn)題となりつつある。日本は社會(huì)保障が相対的に完備されており、また人口?文化的素養(yǎng)も相対的に高い社會(huì)のため、女性犯罪は本來(lái)、それほど多く日常生活の中にはみられなかった。なぜ日本の高齢女性の犯罪率、また再犯率が高くなったのだろうか？

高齢女性の犯罪動(dòng)機(jī)の多くは、親族を失った心理的充足だ。くわえて日本の現(xiàn)在の人口出生率は縮小を続けており、多くの高齢者は頼りになる子女がいない。精神的に一種の孤獨(dú)?苦しみ?身寄りのいない狀態(tài)で長(zhǎng)期的に生活を続けることで、一部のお年寄りの心理に、比較的深刻な誤解が生じることがある。そして「萬(wàn)引きは小さな事」、大変な犯罪ではない、と考えるお年寄りが増え、萬(wàn)引きをすることで孤獨(dú)の寂しさを満たし、もしくは生活必需品を得ることにもなりうる。

日本の高齢者犯罪率が高い事実から私たちは、一つの國(guó)が急速に高齢化社會(huì)に入った後、すなわち社會(huì)保障が非常に完備され、お年寄りの生活に心配はないが、社會(huì)各界?行政が高齢者の気持ちや心理に関心を払わなければ、高齢者層はさまざまな社會(huì)問(wèn)題を引き起こし、犯罪率上昇の一端となる可能性がある、とみる。

中國(guó)は現(xiàn)在、高齢化社會(huì)入りの初期段階にあるというより、すでに中級(jí)高齢化社會(huì)となった。中級(jí)高齢化社會(huì)には社會(huì)保障の相対的完備が求められるのみならず、高齢者への関心が、物質(zhì)的充足から精神的満足に移ることが必要だ。

よって高齢者に関する心理的研究、および日常的スポーツ娯楽施設(shè)普及の重要性が際立ってくる。だが養(yǎng)老ベッドの「確保困難」が続く現(xiàn)在、「高齢者への心理的ケアを議事日程に組み入れる」ことは、幾分ぜいたくと言わざるを得ない。しかし行き過(guò)ぎであるか否かに関わらず、この問(wèn)題に早かれ遅かれ直面する。日本の現(xiàn)在の高齢者犯罪の再犯率が高い現(xiàn)実をみつめ、中國(guó)として、関連機(jī)構(gòu)はやはり早急にこの問(wèn)題に対処すべきだろう。（編集HT）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年11月24日