澳門（マカオ）の祖國返還15周年を控え、「澳門祖國返還15周年回顧?展望シンポジウム」が6日、澳門中華総商會(huì)と澳門発展策略研究センターの共催で開かれた。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

　澳門中華総商會(huì)の高開賢理事長は「澳門は祖國返還15年來、國家の信頼と支援に支えられてきた。前後して2人の行政長官が澳門住民全體をリードし、『一國二制度』と基本法の実施の徹底のためにともに奮闘し、幾多の困難や試練を乗り越え、経済?政治?文化?教育?社會(huì)などの各分野で大きな成果を収めた。澳門のほとんどの住民は、自分たちの努力で勝ち取った成果を大切にし、國家に深い恩義を感じ、澳門への愛著を高めている。こうしたすべてが、澳門の絶えざる発展?前進(jìn)を根本から支えている」と挨拶した。

　シンポジウムに招かれた北京大學(xué)法學(xué)院の陳端洪教授は、「澳門の人々が國家に強(qiáng)いアイデンティティを感じていることがわかって嬉しい」とした上で、「法治は香港?澳門の核心的価値であり、特區(qū)政府と住民はこれを共同で守らなければならない」と語った。さらに、「基本法の愛國主義を香港?澳門両特區(qū)の政治?道徳の原理とし、基本法を土臺(tái)として香港?澳門社會(huì)內(nèi)部の政治への賛同と國家アイデンティティを構(gòu)築すべきだ」と主張した。

　広東行政學(xué)院の陳鴻宇教授は、講演の中で澳門返還15年の喜ぶべき成果を振り返り、「澳門返還は広東と澳門との緊密な協(xié)力に新たな章を開いた」と評(píng)価した。また「澳門は、観光サービス?情報(bào)サービス?空運(yùn)物流サービス?オフショア金融サービスなどの多くの面で、対外連攜と國內(nèi)誘致のプラットフォームとしての役割を果たせる。今後はさらに、魅力あふれる観光センターと地域商業(yè)貿(mào)易サービスのプラットフォームとして発展していく見込みだ」と述べた。

　清華大學(xué)公共管理學(xué)院の殷存毅教授は、「澳門は返還以來、急速な経済発展を?qū)g現(xiàn)した。未來に向かっては、発展の余地をいかに開拓し、産業(yè)構(gòu)造をいかに改善するかを検討し、持続可能な発展を保ち、民衆(zhòng)の幸福を最大化していかなければならない」と語った。（編集MA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年12月9日