中國外交部(外務(wù)?。─?日、「フィリピン共和國の申し立てた南中國海仲裁の管轄権問題に関する中華人民共和國の立場(chǎng)文書」を発表した。これは國の領(lǐng)土主権を守るために中國外交が再び繰り出した強(qiáng)烈な一撃だ。(文:蘇暁暉?中國國際問題研究院國際戦略研究所副所長。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載)
フィリピンは中國の反対を顧みず、両國の南中國海に関する問題について國際的仲裁手続きを一方的に申し立て、強(qiáng)引に推し進(jìn)めた。仲裁裁判所は、今年12月15日を中國側(cè)の陳述書提出期限と定めた。
國際的仲裁手続き申し立ての背後にあるのは、中國の主権?権益を損なおうとするフィリピンの腹黒い魂膽だ。もし中國がフィリピンの申し立てに応じて陳述書を提出すれば、仲裁という方法に同意することになり、フィリピンの仕掛けた罠にかかってしまう。だがひたすら堪え忍んで発言しないのも、圧力が高まることになる。真相を知らない人々が、中國が仲裁に応じないことをいぶかり、中國側(cè)の領(lǐng)有権の立場(chǎng)と証拠に疑問を呈することは避けがたい。さらに魂膽を抱く者は、これを機(jī)に騒ぎ立て、「仲裁の受け入れ=國際法の遵守」であるとして、國際規(guī)則に対する無視さらには挑戦だと中國を批判するだろう。陳述書を提出すべきか否か、中國はジレンマに陥ったかのように見えた。
仲裁裁判所の定めた期限を前に、フィリピンの仲裁申し立て問題に対する政府の立場(chǎng)文書を発表したことで、中國は受動(dòng)的立場(chǎng)から主導(dǎo)的立場(chǎng)に転じた。
手法的には、外交部が政府の立場(chǎng)文書を発表したのは適切で理にかなっている。政府文書は高い効力を備え、フィリピンの仲裁申し立て問題に対する中國政府の厳粛な対応だ。文書は仲裁裁判所の要求する「陳述書」ではなく、仲裁裁判所の要求に応じたものではない、これによって、フィリピン側(cè)につけ込む隙を與えることを回避した。文書は冒頭から、仲裁の一方的性質(zhì)を強(qiáng)調(diào)し、仲裁に斷固反対する中國側(cè)の姿勢(shì)を重ねて表明し、仲裁を受け入れさせようとするフィリピンの企てを徹底的に粉砕した。
內(nèi)容的には、立場(chǎng)文書は入念に組み立てられており、理にかない、節(jié)度がある。第1に、フィリピンの申し立てた仲裁に対して仲裁裁判所には管轄権がないことを明確に指摘した。論拠は3つの面から構(gòu)成されている。まず、フィリピンの申し立てた仲裁事項(xiàng)は実質(zhì)的に南中國海の一部の島や礁の領(lǐng)土主権問題であり、國連海洋法條約の解釈や適用には関わらない。次に、中比両國は南中國海紛爭の交渉による解決で合意しており、強(qiáng)制的仲裁を一方的に申し立てる権利はフィリピン側(cè)にはない。最後に、たとえフィリピンの提起した事項(xiàng)が條約関連であったとしても、海洋境界畫定の不可分の一部を構(gòu)成しており、これは2006年の中國の聲明により排除されているため、仲裁手続きを申し立ててはならない。この3つの面は互いに支え合って成り立ち、緊密につながっている。第2に、中國の島や礁を長年侵奪?占拠してきた事実を含む、中國の主権?権益を損なうフィリピンの不法行為、および提訴を利用して中國の南沙(英語名?スプラトリー)諸島の領(lǐng)有権を「切り取」ろうとするフィリピンの企てを暴き出し、仲裁に反対すべき証拠を提示した。第3に、文書は仲裁という方法を拒絶する理由を詳細(xì)に明らかにした。フィリピンの仲裁手続き申し立てはすでに國際世論を撹亂しており、中國に対して公正でない論説が後を絶たない。中國による政府文書発表は、これを正すものだ。
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