6月6日、宋代の定窯磁器「美人枕」が、中國舍得オークション（マカオ）の會場にひっそりと姿を現(xiàn)し、4億香港ドル（約65億円）という法外な価格で落札された。落札したのは、貴州にある某民間企業(yè)のオーナーという。京華時報が伝えた。

この「美人枕」は、宋代の定窯磁器で、長さ43センチメートル、幅15.5センチメートル。オークション開催前は、前評判は皆無で、宣伝も行われず、業(yè)界の注目も一切集まっていなかった。オークションで設(shè)定された本品の開始価格は1千萬香港ドル（約1億6千萬円）?，F(xiàn)場のバイヤーたちは続々と価格を吊り上げ、たちまち1億香港ドル（約16億円）の大臺を突破した。入札回數(shù)は60回を超え、ついに貴州にある民間企業(yè)のオーナーが法外な値段をつけ、落札した。

今回のオークションには、「美人枕」のほか、元代の「霽藍留白剔塑龍紋罐」、明代初期の「青花玉壺春瓶」など、中國古代蕓術(shù)の逸品が登場した。主催者側(cè)は、「これらの秘蔵品は香港?マカオ?臺灣および海外の中國人コレクターが代々収蔵している、または國際オークションで手に入れた貴重品ばかりだ」と話した。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年6月8日