ここ數(shù)年、「鈍い痛み」が続いてきた中日関係が、新たな曲がり角を迎えようとしている。第5回中日財(cái)務(wù)相対話(huà)がこのほど北京で3年ぶりに行われ、両國(guó)の財(cái)務(wù)相が二國(guó)間の産業(yè)協(xié)力、アジアのインフラ建設(shè)、グローバル経済対策といった問(wèn)題について話(huà)し合った。分析によると、財(cái)務(wù)相対話(huà)の再開(kāi)は両國(guó)トップの中日関係改善のための政治的決斷であり、新たな政治的環(huán)境の下で、両國(guó)の経済分野における?yún)f(xié)力が次の段階に進(jìn)む可能性があるという。「北京商報(bào)」が伝えた。

▽中日関係は氷を砕いて改善するか

中日財(cái)務(wù)相対話(huà)は両國(guó)の財(cái)政部門(mén)が2006年3月に設(shè)置して始まったもので、2年に一度、両國(guó)が回り持ちで開(kāi)催してきた。前回の第4回は2012年4月7日に日本?東京で開(kāi)催され、その中で第5回を中國(guó)で行うことが明らかにされていた。

だがその後、両國(guó)関係は悪化の一途をたどり、徐々に谷間に入り込み、財(cái)務(wù)相対話(huà)を含む一連の二國(guó)間會(huì)談メカニズムが一時(shí)的に停止した。政治関係の悪化は経済貿(mào)易協(xié)力にも影響し、データによると、13年の中日二國(guó)間貿(mào)易額は前年比5.1％減少し、中國(guó)の対日輸出は同0.9％減少、対日輸入は同8.7％減少した。

これまで谷間をさまよっていた中日関係だが、最近は回復(fù)の兆しがみられる。昨年のアジア太平洋経済協(xié)力（APEC）會(huì)議開(kāi)催期間に雙方が中日関係の改善?発展をめぐる4項(xiàng)目の基本合意を取りまとめると、経済や文化などの各方面での両國(guó)の交流?協(xié)力が徐々に復(fù)活した。これに今年5月に行われた中日友好交流大會(huì)とこのほど終了した財(cái)務(wù)相対話(huà)が加わって、外部では中日関係が徐々に改善に向かっているとの見(jiàn)方が一般的になった。

中國(guó)國(guó)際経済交流センターコンサルティング研究部の王軍副部長(zhǎng)は、「ここ數(shù)年來(lái)、中日両國(guó)の政治関係は緊張が続いてきたが、経済界の協(xié)力への意欲は非常に高い。経済は往々にして政治に先行する。経済を突破口として両國(guó)の政治関係を推し進(jìn)めることは十分に必要なことであり、十分に実行可能なことだ。中日関係は徐々に『政冷経冷』から『政冷経熱』へと移行しつつある」と話(huà)す。