日本の大都市にあるマンションは単體で建てられたものが多く、住宅団地に基づくものはごく少數(shù)で、日本には「住宅団地が駐車(chē)場(chǎng)になる」という現(xiàn)象はみられない。それでは車(chē)をどこに止めているのだろう。答は「空に上り、地面にもぐる」、すなわち立體駐車(chē)場(chǎng)だ。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

東京は駐車(chē)場(chǎng)代が高い。記者が住む恵比壽エリアは、駐車(chē)場(chǎng)1臺(tái)分の値段は月あたり3萬(wàn)円から4萬(wàn)円にもなる。銀座や赤坂などの繁華街では、30分車(chē)を止めるだけで500円がかかる。

記者が數(shù)年前に住んでいたマンションは13階建てで、50人ほどの人が住んでいた。付屬の駐車(chē)場(chǎng)はバスケットコートの半分にも満たない広さで、地上2階、地下3階の立體駐車(chē)場(chǎng)だった。車(chē)を入れるには、まず狹いトンネルのような入口を通って車(chē)を臺(tái)に乗せ、ロックして下車(chē)する。スイッチを押すと機(jī)械が車(chē)を地下まで運(yùn)ぶ。自転車(chē)も同様で、上下2層の自転車(chē)置き臺(tái)があり、1臺(tái)ごとに互い違いに固定して置くようになっている。

東京の中心部になる大型オフィスビルの多くがこのような立體駐車(chē)場(chǎng)を併設(shè)しており、中には10數(shù)階建てのものもある。立體駐車(chē)場(chǎng)はコンピューターで制御され、車(chē)を止めるとベルトが自動(dòng)的に指定の駐車(chē)スペースまで車(chē)を運(yùn)ぶ。出庫(kù)時(shí)には暗証番號(hào)を入力すると出入り口まで車(chē)が運(yùn)ばれてくる。原理は日本の回転壽司に少し似ている。

東京の池袋にある立體駐車(chē)場(chǎng)の管理人は、「うちは8階建てで、一度に200臺(tái)を止められる。作業(yè)員は2～3人だ」と話(huà)す。

大都市の駐車(chē)場(chǎng)不足を解消するには、事前の計(jì)畫(huà)が重要だ。日本の住宅やオフィスビルは建設(shè)に先立ち、駐車(chē)場(chǎng)の割合について設(shè)計(jì)上の要求を満たさなければならない。ランドマークとなる大型商業(yè)施設(shè)は地下鉄駅直通のものが多く、車(chē)で行かなくても済むようになっている。

日本政府からみると駐車(chē)場(chǎng)を作れる場(chǎng)所はたくさんあり、公園や広場(chǎng)の地下はすべて地下駐車(chē)場(chǎng)になっている。數(shù)年前には大阪府と大阪市が大阪市の中心地にある長(zhǎng)堀橋などに大型地下駐車(chē)場(chǎng)を建設(shè)し、今もなお重要な役割を果たしている。

また日本は実質(zhì)的な工事が行われていない土地を臨時(shí)の駐車(chē)場(chǎng)として利用することを奨勵(lì)している。こうすれば土地の所有者には収入になるし、駐車(chē)場(chǎng)不足も解消される。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年6月9日