海外旅行から帰ってきたら女の子たちに一番よく聞かれるのは、どこに行ったの」ではなくて「何を買ったの」だ。今風(fēng)の中國(guó)式の旅行を3文字で表現(xiàn)すれば「買買買」ということになる。中東呼吸器癥候群（MERS）の流行で韓國(guó)旅行が下火になっていることもあり、今また日本旅行が人気を集めている。「銭江晩報(bào)」が伝えた。

熱狂的に買い物する中國(guó)人だが、一體どれくらい消費(fèi)力があるのだろうか。答えは「日本企業(yè)を１軒救えるほど」だ。少し前に、日本最大の免稅店運(yùn)営企業(yè)ラオックス株式會(huì)社は、東京最大の繁華街である新宿にラオックス新宿本店を出店した。2009年にラオックスが中國(guó)の蘇寧雲(yún)商集団の傘下に入った時(shí)は、業(yè)績(jī)の悪さが業(yè)界で議論の的になった。だがこの日本の老舗企業(yè)は赤字を黒字にし、新店舗を出店するまでになった。その背後にあったのは、軽視できない日本を訪れる中國(guó)人の消費(fèi)力だ。

観光客はラオックスの最も重要な顧客だ。新宿本店は秋葉原本店、銀座本店に続く、3つ目の旗艦店で、大量の來(lái)店者の多様化するニーズに全面的に応えることのできる店舗だ。多言語(yǔ)サービスはもちろん、最新の免稅処理システムが導(dǎo)入され、外國(guó)人観光客の決済ではスムースで直接的な免稅手続きを提供する。蘇寧の店舗ネットワークを通じてアフターサービスも提供される。店內(nèi)には専門のスタッフが配置され、荷物の一時(shí)預(yù)かりや周辺の観光情報(bào)サービスなど各種のニーズに対応。また店內(nèi)で販売される商品は観光客に大好評(píng)で、家電、化粧品、腕時(shí)計(jì)、食品、醫(yī)薬品、美術(shù)品などのほか、中國(guó)人が喜ぶトイレの便座、スキンケア製品などがすべてここでそろう。

ラオックスでは中國(guó)人観光客への配慮があちらこちらにみられる。たとえば新宿本店のオープン記念期間には、中國(guó)のWiFiルーターレンタル「環(huán)球漫遊」の利用者に特別割引が提供され、今月6日から7月31日まで同店で買い物すると、次回のレンタル料金が最大で無(wú)料になるほか、「環(huán)球漫遊」の「Uカード」を提示すれば、全商品が5％引きになる。

円安や、日本政府が東南アジア諸國(guó)に対する査証（ビザ）の要件緩和や免稅商品の範(fàn)囲の拡大といった措置を相次いでうち出したことを受けて、外國(guó)人観光客が急速な勢(shì)いで増加している。とりわけ中國(guó)人観光客は人數(shù)でも消費(fèi)額でもトップに立ち、1～4月の訪日観光客數(shù)は昨年の総數(shù)（1341萬(wàn)人）の40％を上回り、4月には過去最多ののべ40萬(wàn)人を記録した。