月の巖石以外に人類が手にしている唯一の地球外巖石は、隕石だ。これはまさに、「天からの授かりもの」と呼べる。南極は地球上で、最も多くの隕石が集まる大陸だ。中國は1998年より、南極のグローブ山で隕石調(diào)査を6回実施しており、1萬2035個(gè)の隕石を収集した。中國が保有する南極の隕石の數(shù)は、日本と米國に次ぐ3位となっている。新華網(wǎng)が伝えた。

中國南極隕石専門家委員會(huì)隕石分類作業(yè)チーム長、桂林理工大學(xué)地球科學(xué)學(xué)院副院長の繆秉魁教授は、このほど上海市で開かれた2015年中國極地科學(xué)學(xué)術(shù)年次総會(huì)に出席した際に、「隕石は太陽系の形成と変化の過程における、異なる段階に殘された『化石』だ。これは太陽系の起源から小惑星の集結(jié)、惑星の形成と変化に至るすべての歴史を記録している。乾燥しており、清潔で極寒の地である南極大陸は、隕石の保存に非常に適している」と述べた。

南極の隕石という科學(xué)資源を充分に活用するため、中國極地研究センターは「隕石バンク」およびネットワーク共有プラットフォームを設(shè)置し、これまで2695個(gè)の隕石を、國內(nèi)外の専門家にサンプルとして公開している。南極の隕石の基礎(chǔ)的な分類作業(yè)も展開されており、分類の秩序と基準(zhǔn)の制定をほぼ終えている。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年9月28日