【策略の成功は困難】

南中國(guó)海問(wèn)題を議題とする日本政府の策略に対して、他のG7構(gòu)成國(guó)である米國(guó)、英國(guó)、フランス、ドイツ、イタリア、カナダは蚊帳の外に置かれているわけでは決してない。過(guò)去の會(huì)議の結(jié)果を見ると、日本政府の行き過(guò)ぎた、常軌を逸した要求は往々にして満たされなかった。G7の大多數(shù)の構(gòu)成國(guó)は南中國(guó)海問(wèn)題に対して熱心ではない。だが外交的考慮または意図から各國(guó)間でバランスを図らざるを得ないことがある。

例えば2014年にブリュッセルで開催されたG7サミットは中國(guó)を名指しで批判するという安倍氏の願(yuàn)いはかなえず、コミュニケの最後に東中國(guó)海、南中國(guó)海情勢(shì)への懸念を表明しただけだった。

王氏によると、日本がG7で南中國(guó)海問(wèn)題を公然と議論する背後には米國(guó)の意向がある。米國(guó)はアジア太平洋リバランス戦略実施のため、南中國(guó)海問(wèn)題への日本の介入を一貫して支持してきた。だが歐州主要國(guó)は日本の立場(chǎng)を支持しているわけではない。このため、G7での議論は形式的なものになりがちだ。

孫氏によると、現(xiàn)在世界経済は下行リスクが増大しており、G7首脳にとって最も重要な問(wèn)題は経済発展だ。中國(guó)の提唱したアジアインフラ投資銀行（AIIB）に歐州各國(guó)が相次いで參加したように、英仏獨(dú)は中國(guó)巨大市場(chǎng)の魅力に抗えず、中國(guó)との友好関係を発展し、経済協(xié)力を行うことを望んでいる。

孫氏によると、過(guò)激派組織「イスラム國(guó)」が猛威を振るい、シリア危機(jī)が未解決な中、英仏獨(dú)は中東情勢(shì)、テロの脅威、難民流入など自國(guó)の利益と密接に関係する問(wèn)題により関心を払っており、南中國(guó)海問(wèn)題については余り身を入れていない。したがって、日本政府のいくつかの要求がふいになることは避けがたい。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年4月11日