▽伝統(tǒng)工蕓に後継者あり

日本では製造業(yè)の工場(chǎng)だけでなく、民間にも手工蕓の技をもつ人々が大勢(shì)いる。「文化財(cái)保護(hù)法」では工蕓技術(shù)を保護(hù)の必要な無(wú)形文化財(cái)とみなし、無(wú)形文化財(cái)の伝承者は社會(huì)各界の尊敬を受けるだけでなく、メディアにたびたび登場(chǎng)し、特に重要な伝承者は人間國(guó)寶とされ、社會(huì)的地位も高い。

2010年現(xiàn)在、工蕓技術(shù)の人間國(guó)寶は故人も含めて165人おり（重複があるため実際は162人）、ジャンルは陶蕓、染色、漆蕓、和紙などさまざまだ。日本政府は重要無(wú)形文化財(cái)の保護(hù)を目的に、人間國(guó)寶に毎年200萬(wàn)円の特別助成金を支給している。伝承団體に対しては、継承者の育成や文化遺産の公開展示を目的とした事業(yè)に補(bǔ)助金を出している。

政府からさまざまな支援を受けているとはいえ、日本の工蕓に攜わる人々は「栄華を極めた」とはいえない。中國(guó)人メディア関係者の知り合いの日本人の絞り染め職人たちは、1人が人間國(guó)寶でそこそこの収入を得ているほかは、経済狀況はごく普通だという。彼らを支えているのは伝統(tǒng)工蕓への熱い思いだ。

民間の手工蕓を?qū)Wぶには長(zhǎng)年にわたる修行が必要だ。工蕓品の制作過(guò)程は非常に煩瑣なもので、原料は高く、得られる利益はごくわずかだ。漆器の表面に埋め込まれた貝殻や象牙の彫刻（螺鈿細(xì)工、象眼細(xì)工）で使われる材料は非常に高価で、原料とコストだけで利益はほとんど出ない。職人がこうした工蕓に攜わり続けるのは、伝統(tǒng)手工蕓に対する情熱と希望があるから、技術(shù)を伝えようとしているからだ。

伝統(tǒng)工蕓の伝承に力を入れる京都伝統(tǒng)工蕓大學(xué)校を見學(xué)すると、伝統(tǒng)工蕓を愛する若い人々が刻苦勉勵(lì)する様子を目にすることができる。若い人々が忍耐強(qiáng)く學(xué)び続けることができるのは、ひとえに伝統(tǒng)工蕓への愛があるからで、ここから「匠の精神」には後継者がいるということがわかる。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年4月22日