映畫の興行収入には毎年不思議なことが起こるものだが、今年はその數(shù)が特に多い。6月初めにアクションファンタジー作品「ウォークラフト」が世界で封切りされると、深夜から未明にかけてのレートショーだけで興行収入の「神話」を生み出し、映畫好きの間で話題になった。ただ意外なことに、封切り2週目になると興行収入は1週目に比べ70％以上も減少した?！冈^券日?qǐng)?bào)」が伝えた。

さらに興味深いのは、「ウォークラフト」がアニメに負(fù)けたことだ。まだ夏休みシーズンが始まっていないが、魚が主人公の「ファインディング?ドリー」が中國(guó)のアニメ興行収入の記録を3回目に塗り替えた。これまでのアニメの興行収入ベスト3作品のうち、2作品はディズニー作品だった。好調(diào)なディズニーと対照的なのは中國(guó)産アニメで、國(guó)內(nèi)資本に迫られる中、引き続き市場(chǎng)シェアは好調(diào)とはいえない。

1980年代生まれ（80後）の「おたく男子」にとって、米國(guó)の有名ゲームソフト會(huì)社アクティビジョン?ビリザードは「女神」以上の存在だ。同社が関わった人気ゲームソフト「ワールド?オブ?ウォークラフト」（中國(guó)名?魔獣世界）はこの世代の青春の1ページといえる。映畫「ウォークラフト」は同ゲームの知的財(cái)産権（IP）を踏まえて制作された作品で、世界中に大勢(shì)のファンがいる。封切り前には、多くの業(yè)界関係者が、「興行収入は60億元（1元は約15.9円）に達(dá)する」と予測(cè)していた。

「ウォークラフト」は封切り後、力強(qiáng)い動(dòng)きをみせた。大勢(shì)のファンに支えられて、封切り當(dāng)日のレートショーだけで5007萬(wàn)2千元を売り上げ、初日の興行収入記録2億5千萬(wàn)元という數(shù)字が「微信」（WeChat）のモーメンツを駆けめぐった。人々の間では、「ウォークラフト」がゲーム原作の映畫の新たな神話を生み出せば、映畫界に戦いが起こるとの見方が出ていたが、複數(shù)のメディアは、この作品は中國(guó)市場(chǎng)と米國(guó)市場(chǎng)とで、興行収入と評(píng)価に大きな開きがあることを伝えた。

ゲームファンの熱狂が冷めると、「ウォークラフト」の中國(guó)市場(chǎng)での興行収入は激減した。6月19日までの約2週間の上映期間に、興行収入は累計(jì)13億3600萬(wàn)元に達(dá)したが、1週目が10億3千萬(wàn)で77％以上を占めた。つまり、2週目の収入は1週目に比べて70％以上も減少したということだ。