日本の參議院選挙の投票が10日行なわれた。共同通信社の11日未明の報(bào)道によると、「改憲勢(shì)力」はすでに3分の2以上の議席を獲得した。これは安倍氏が國(guó)會(huì)で「改憲の條件を整えた」ことを意味する。改憲実現(xiàn)にはまだ國(guó)民投票を経る必要があるが、アジア隣國(guó)を始めとする外部はこの大きな一歩に日本軍國(guó)主義復(fù)活への警戒をさらに強(qiáng)めざるを得ない。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

■憲法改正はかつてない新たな段階に

現(xiàn)地時(shí)間10日午後11時(shí)30分頃に読売新聞は出口調(diào)査に基づき、自民黨が參院選で過半數(shù)の議席を獲得するとの速報(bào)を出した。連立政権を組む公明黨を加えると、與黨の議席は半數(shù)を大幅に超える。參議院は全242議席で、議員の任期は6年、3年ごとに半數(shù)が改選される。今回は389人の候補(bǔ)者が121の議席を爭(zhēng)った。

憲法改正の発議には衆(zhòng)參両院の3分の2以上の議員の賛成が必要だ。安倍氏の自民黨と公明黨はすでに衆(zhòng)議院で多數(shù)の議席を占めている。共同通信社の11日未明の報(bào)道によると、自民黨、公明黨、おおさか維新の會(huì)、日本のこころを大切にする黨および無所屬で構(gòu)成される「改憲勢(shì)力」はすでに74議席を獲得。非改選議席を加えると、3分の2議席を超えた。これによって憲法改正は前提條件を備えることになる。自民黨はすでに憲法改正草案をまとめている。駒澤大學(xué)の教授は朝日新聞のインタビューに、參院選後、日本の憲法改正はかつてない新たな段階に入ると指摘した。

「これは日本の改憲発議にとって大きな一歩だが、改憲が急速に実行に移されることはあり得ない」。上海外國(guó)語(yǔ)大學(xué)日本文化経済學(xué)部の廉徳瑰教授は10日、環(huán)球時(shí)報(bào)の取材に「3分の2の國(guó)會(huì)議員は憲法改正を発議できるだけで、最終的に改正するかどうかは國(guó)民投票によって決定される。これほど長(zhǎng)い間、改憲を支持する日本の民意は基本的に半數(shù)を超えなかった。しかも改憲勢(shì)力による両院での3分の2議席獲得は彼らが全て賛成するということではない。自民黨內(nèi)には改憲反対派が相當(dāng)いる」と指摘した。