
卓球臺の端部分に當(dāng)たるボールは、通常、「臺の上」「臺の側(cè)面」「臺の下」の區(qū)別がある。卓球のルールでは、打球が臺の上に當(dāng)たった場合は、「エッジボール」として、打った方の得點(diǎn)になるが、臺の下側(cè)に當(dāng)たった場合は、「サイドボール」と判定され、相手方の得點(diǎn)になる。判定で最も難しいのは、臺の側(cè)面に當(dāng)たった際の微妙なケースだ。韓選手の最後の打球は、ちょうどこの側(cè)面に當(dāng)たった。打球が回転しながら落下していき、最終的に臺の上に當(dāng)たったのか、それとも側(cè)面に當(dāng)たったのか?ポイントを得るのは韓選手なのか、それとも福原選手なのか?
福原選手は審判に申し立てた。だが、日本チームのコーチや選手の必死の主張も葉わず、判定が覆ることはなかった。日本はこの結(jié)果を受け入れざるを得ず、福原選手もとうとう韓選手と握手を交わした。
福原選手にとって今大會はすでに4度目のオリンピックとなった。さまざまな修羅場を乗り越えてきた彼女は、もう昔の「泣き蟲愛ちゃん」ではない。どうしても納得しがたい結(jié)果を受け入れ、観衆(zhòng)の前に立った福原選手は、一粒の涙をこぼすこともなかった。
「リーダーの私が泣けば、伊藤ちゃん(15歳の伊藤美誠選手)も泣くに違いない。だから、私は唇を噛み締めて涙をこらえた」―という福原選手のコメントに、聞いている方が心を打たれて思わず涙する始末だった。
「私一人が努力したのではない。相手もオリンピックに向けて努力を重ねてきた。どんな結(jié)果で終わろうとも、私はそれを受け入れる。次の試合に向けて気持ちを切り替える」―このように語った福原選手は、選手としてさらに成長を遂げ、リオで多くの人々に感動と喜びをもたらした。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年8月17日
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