熊さんは現(xiàn)地での調(diào)査や構(gòu)想を重ね、丸14年かけて同作品を執(zhí)筆した。熊さんは、「小説を書くときは常に真実を追究しており、細(xì)かい部分まで取材?調(diào)査した?jī)?nèi)容や資料をもとに書いている。どんな細(xì)かい部分においても作り話ではなく、真実に基づいて描いている。だからこそ、中日両國(guó)の読者が私の作品を受け入れてくれるのだ」と語(yǔ)った。

同作品を出版した花城出版社は、「中國(guó)の伝統(tǒng)文化の精神力を人類と戦爭(zhēng)を救う文明の力にしたのは熊さんが初めてで、抗日戦爭(zhēng)の勝利を中國(guó)文明の勝利に昇華させ、中國(guó)伝統(tǒng)文化、精神、人道主義の融合によって、平和や人間性を描いた力あふれる作品が生まれたのだ」としている。

熊さんは輝きある人間の心をずっと探求している。熊さんは、「『己卯年雨雪』の中で多くの戦爭(zhēng)における、たくさんの反人道的?反文明的な殘虐行為を描き、執(zhí)筆している中で人間の心に絶望を抱いたこともあった。60年以上にわたる平和は私たちの心を麻痺させ、平和であることが當(dāng)たり前であるかのように思ってしまうが、実際には世界ではまだ戦爭(zhēng)が消えてない」とし、「過去の戦爭(zhēng)の影は未だに殘っており、今ある平和は簡(jiǎn)単に手に入るようなものではない?，F(xiàn)代人には平和を愛する、善良な人間の心を探求し、守り続けてほしい」と語(yǔ)った。（編集YK）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年8月24日