「ペン回し」は、「貧乏ゆすり」と同様、改めるべき悪いクセだと思っている人がいる。だが、「ペン回し」が今やスポーツの一種となっていると知らされたら、みんな驚くだろうか？遼寧省鉄嶺出身の常闊さんは、高校生の頃にペン回しにハマった。今年21歳になったばかりという若さながらも、彼は國內(nèi)ペン回しの世界ではすでに「元老」だ。先日、常さんは、広東省広州市で開催された「第6回全國ペン回し大會(huì)」において、他のペン回しの達(dá)人らと腕を競(jìng)い、トップ20入りを果たした。瀋陽晩報(bào)が伝えた。

「最初のきっかけは、ほんの偶然だった。ネット上でペン回しの動(dòng)畫を見て、とてもカッコいいと感じ、試してみたくなった。ネット上の情報(bào)から、ペン回しはすでに十?dāng)?shù)年の歴史があるれっきとしたスポーツであることが分かった。『手指を使った極限のスポーツ』とも言われ、日本、韓國、タイ、フランスなどの各國では非常に人気がある」と常さんは話した。その時(shí)以來、彼は少しずつペン回しの練習(xí)を始め、すでに6年が経ったという。

常さんは、「一部の教師は、『ペン回しは教室での悪習(xí)慣』だと認(rèn)識(shí)しているが、実は、ペン回しの世界には、『授業(yè)中にペン回しはしない』という鉄則がある」と続けた。彼が今までにマスターしたペン回しの動(dòng)作は500種類以上あり、そのうちの十?dāng)?shù)種は、彼自身が考え出したものという。2013年以降、常さんは全國大會(huì)に2回出場(chǎng)している。また、ペン回し世界大會(huì)に中國代表として出場(chǎng)するという幸運(yùn)にも恵まれ、チームメイトと団體第2位の栄譽(yù)を獲得した。

「ペン回しには、數(shù)多くの利點(diǎn)があると思う。いつもペンを回していると、手や眼、脳のトレーニングになる。長く続ければ、集中力?記憶力?學(xué)習(xí)能力の向上に役立つ。また、忍耐力や気力も養(yǎng)われる」と常さんは話した。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年9月5日