報(bào)道によると、日本の稲田朋美防衛(wèi)相は訪米時(shí)に、南中國(guó)海沿岸國(guó)の軍事能力育成を含め南中國(guó)海問題への介入を深めると公言した。米國(guó)メディアによると、両國(guó)防衛(wèi)相は會(huì)談を行ない、日米合同の南中國(guó)海巡航を発表した。だが米國(guó)防総省ウェブサイトはこれについて一言も觸れず、會(huì)談後の記者會(huì)見でも稲田氏は質(zhì)問に言葉を濁し、明言を避けた。日米が「共同護(hù)衛(wèi)」を日程に上げるか否かにかかわらず、稲田氏の多くの発言はすでに日本が「南中國(guó)海に深く介入する」との強(qiáng)いメッセージを発している。人民網(wǎng)が伝えた。（文：馬建光＜國(guó)防科技大學(xué)國(guó)際問題研究センター＞）

日本は域外國(guó)でありながら南中國(guó)海に長(zhǎng)く介入している。だが直接の軍事的介入は少なく、主に他國(guó)の助けを借りて中國(guó)に対抗するものだった。日本は南中國(guó)海問題の國(guó)際問題化を極力推し進(jìn)め、G7サミット、東アジアサミットなど多くの外交舞臺(tái)で「航行の自由の維持」などを名目に南中國(guó)海紛爭(zhēng)を會(huì)議の議題に加えるとともに、フィリピンの申し立てた南中國(guó)海仲裁裁判を支持した。日本は同時(shí)に「防衛(wèi)裝備移転三原則」を可決して武器輸出制限を緩和し、アジア安全保障會(huì)議（シャングリラ?ダイアローグ）で南中國(guó)海諸國(guó)の海洋軍事能力建設(shè)への「支援」を承諾すると共に、ベトナムの南中國(guó)海偵察能力を高めるための地球観測(cè)衛(wèi)星打ち上げへの支援に同意した。また、政府開発援助（ODA）などを通じてASEAN諸國(guó)に経済支援を行なっている。これは南中國(guó)海問題でASEANの対中非難策動(dòng)を意図したものだ。

最近の國(guó)際情勢(shì)の微妙な変化から、日本が余り「落ち著いていない」理由が探せるようだ。フィリピンのドゥテルテ新大統(tǒng)領(lǐng)による外交上の米日からの「離反」、中越合意による南中國(guó)海紛爭(zhēng)の沈靜化などだ。事実上、日本はかつての曖昧な態(tài)度を変え、米國(guó)との南中國(guó)?！负贤埠健工蛑鲗?dǎo)的にわめき立て、「脅されて加擔(dān)する」から「主導(dǎo)」へと変わった。これは「世界の政治、軍事大國(guó)への野心」の段階的推進(jìn)の現(xiàn)れだ。

近年日本は憲法改正、新たな「日米防衛(wèi)協(xié)力指針」、「新安保法案」可決などの一貫した措置によって、自衛(wèi)隊(duì)の使用制限を一層緩和し、準(zhǔn)軍隊(duì)から真の意味の軍隊(duì)への移行を推し進(jìn)めるとともに、地域的制限を突破して、域外國(guó)?地域の問題に介入できるようにしてきた。これらの行為は國(guó)際秩序に対する重大な挑発であり、日本國(guó)內(nèi)の軍國(guó)主義の「巨獣」による戦後體制への猛烈な突撃だ。南中國(guó)海への日本の仰々しい介入の意図は、短期的には東中國(guó)海での中國(guó)との摩擦から視線をそらし、「両海連動(dòng)」の狀況を形成し、南中國(guó)海の一部の國(guó)による「蜂の群れ」のような攻撃を煽動(dòng)して、中國(guó)に掣肘を加え、東中國(guó)海方面での対日?qǐng)R力を軽減することを狙ったものだ。同時(shí)に、表面上は米國(guó)の「アジア太平洋リバランス戦略」と策応し、米國(guó)の「虎の威を借りて」「南進(jìn)戦略」を密かに推し進(jìn)めるものであり、1936年の「國(guó)策基準(zhǔn)」計(jì)畫と「同じ流れを汲む」ものだ。長(zhǎng)期的には、日本の「大國(guó)へのこだわり」は軍國(guó)主義と入り交じり、その外交政策の「原動(dòng)力の基礎(chǔ)」を共に構(gòu)成して、極端な右傾化行為の「上部構(gòu)造」を決定づけている。

稲田氏は安倍氏の信頼の厚い「有能な腕利き」であり、「後継者」の立場(chǎng)を獲得する可能性が高いとされる。したがって、日本の挑発行為は長(zhǎng)期間激化する可能性もある。中國(guó)の程永華駐日大使が表明したように、自衛(wèi)隊(duì)が南中國(guó)海で米軍の実施する「航行の自由」作戦に參加した場(chǎng)合、中國(guó)の譲れぬ一線を越えるものであり、中國(guó)側(cè)は斷じて容認(rèn)しない。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年9月21日