フィリピンメディアの報道によると、フィリピンのロレンザーナ國防相は7日、ドゥテルテ大統(tǒng)領の指示をうけ、フィリピンと米國の南中國海における合同哨戒活動計畫を休止する方針をフィリピン政府としてすでに正式に米國側(cè)に通知したことを明らかにした。人民日報が伝えた。

ドゥテルテ大統(tǒng)領は就任後、米國に対してしばしば強硬な姿勢を貫いているが、今回の件は両國の國防協(xié)力において初めて実質(zhì)的な亀裂が生じたことになる。またロレンザーナ國防相は、ドゥテルテ大統(tǒng)領がフィリピンと米國が毎年合同で行っている28回の軍事演習についても停止を希望していると明らかにしている。

ドゥテルテ大統(tǒng)領は7日に行った就任100日目を記念するスピーチの中でも米國への不満を再び明らかにしている。演説の中で、2回にわたり今年のフィリピンと米國の軍事演習は彼の任期における最後の1回であることを強調(diào)したほか、軍事演習は両國の「米比防衛(wèi)協(xié)力強化協(xié)定」の內(nèi)容には含まれていないとした。

フィリピンと米國の軍事協(xié)力は急激な冷え込みを見せている。10月4日、両國は2016年度の合同軍事上陸演習「フィブレックス」を行い、米兵1100人余りとフィリピン兵400人余りが參加したが、その人數(shù)は2015年度の演習の半分に達していない。今年4月に行われた定例合同軍事演習「バリカタン」では両國合わせて9000人近い兵士が參加したことを見ればその差が明らかだろう。（編集TG）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年10月9日