米ニューヨークでは現(xiàn)地時間10月28日、中國が國連人権理事會の構(gòu)成國に高得票數(shù)で選出され、2度目の再選を果たしたとの情報(bào)が伝わった。（文：柳華文?中國社科院人権研究センター執(zhí)行主任。人民日報(bào)掲載）

　2006年に発足した人権理事會は、國連で人権事務(wù)を全面的に擔(dān)當(dāng)する最も重要な機(jī)構(gòu)であり、國連総會の選挙で選ばれた47構(gòu)成國によって構(gòu)成されている。中國が繰り返し構(gòu)成國に高得票數(shù)で選出され、再び再任を果たしたことは、中國の人権をめぐる対外交流における注目點(diǎn)となる。

　中國共産黨と中國政府は一貫して人権を尊重?保障し、人権の普遍性という原則を中國の実際に結(jié)合することを堅(jiān)持し、経済社會の発展の推進(jìn)や人民の幸福の増進(jìn)、社會の公平正義の促進(jìn)、人権の法治保障の強(qiáng)化、経済?社會?文化の権利と公民?政治の権利の全面的で協(xié)調(diào)的な発展を促進(jìn)することは、人民の生存権や発展権の保障水準(zhǔn)を大きく高め、中國の國情に合った人権発展の道を探り出した。

　中國はこれまでも、他國と関係なく単純に人権を語ってきたわけではない。2015年9月、習(xí)近平総書記は、「2015?北京人権フォーラム」への祝賀の書簡で、人権と平和を結(jié)びつけ、「中國は平和発展の道を揺るぎなく歩み、中國の人権事業(yè)と世界の人権事業(yè)を揺るぎなく推進(jìn)する」という「2つの揺るぎなく」の方針を打ち出した。中國は同時に、人権と発展をしっかりと結(jié)びつけ、生存権と発展権を最初に置くことを主張してきた。生存権と発展権の概念と主張は、発展途上國の心の聲であり、世界の人権理論と制度に対する発展途上國の貢獻(xiàn)とも言える。

　中國は、2020年までに小康（ややゆとりのある）社會を全面的に完成させ、すべての貧困人口を貧困から脫卻させるとしている。中國はさらに、「革新、協(xié)調(diào)、緑色、開放、共有」の発展理念の指導(dǎo)下での発展目標(biāo)実現(xiàn)を堅(jiān)持し、人を基本とした持続可能発展を強(qiáng)調(diào)していく。中國は現(xiàn)在、憲法と法律を土臺として、3つ目となる國家人権行動計(jì)畫「國家人権行動計(jì)畫（2016—2020年）」の実施を積極的に進(jìn)めており、人権事業(yè)の進(jìn)歩にはますます期待が高まっている。

　現(xiàn)在の世界は、発展途上國の急成長を目にすると同時に南北発展の不均衡の現(xiàn)実にも直面している。中國は、國連による「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の採択と実施を支援してきた。今年9月には、中國の積極的な推進(jìn)の下、G20杭州サミットで「持続可能な開発のための2030アジェンダに関するG20実行計(jì)畫」が採択され、2030アジェンダを初めて具體的で操作可能なものとした。中國は、2030アジェンダの実施において率いる役割を果たしている。（編集MA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2016年11月2日