「中國が日本を救う」の筆者であるコンサルティング會(huì)社「インフォーム」の代表取締役?和中清氏（撮影?張一）

彼は20年以上、日本と中國の市場(chǎng)を行き來し、中國経済の発展の規(guī)律と動(dòng)向を深く洞察している。そして、中國経済の成長(zhǎng)を見込み、中國市場(chǎng)を軽視することはできず、中國こそが日本経済を救うと考えている。さらに、2029年に、中國の大中都市の一般世帯の所得が日本を超えると予想している。そんな「彼」とは、「中國が日本を救う」の筆者であるコンサルティング會(huì)社「インフォーム」の代表取締役?和中清氏だ。（文：郭丹?新華網(wǎng)記者。新華網(wǎng)掲載）

なぜ中國が日本経済を救う？

和中氏は、中國経済は日本経済の発展の原動(dòng)力になるとの見方を示し、「日本では、『中國市場(chǎng)がなくても、日本は十分発展していける』という聲が常にあるものの、私は、そのような見方は間違っていると思う。中國市場(chǎng)を軽視するということは、日本の最大の貿(mào)易パートナーを軽視するということ。日本の企業(yè)がもっと早くに、中國市場(chǎng)の臺(tái)頭がもたらすチャンスをはっきりと認(rèn)識(shí)していれば、中國経済の発展という波にもっと早く、効果的に乗ることができたはず。そうすれば、日本経済は『失われた20年』を回避できたかもしれない。日本は、今からそのことを認(rèn)識(shí)してもおそくはない。今後、中國経済は必ず、日本経済発展の巨大な牽引力になる」との見方を示す。

中國経済の発展を見込んでいる理由は?

中國経済の発展を堅(jiān)く信じている理由について、和中氏は、「13億の中國人の裕福になるという決意と行動(dòng)を目にしたから」とする。

まず、「中國製造業(yè)2025」計(jì)畫は、中國の製造業(yè)が飛躍的な発展を?qū)g現(xiàn)するためのロードマップだ。

和中氏は、「現(xiàn)在、中國経済の発展は既に、深みに入っている。中國の製造業(yè)の発展をめぐる問題は、中國経済の將來全體に係る。15年5月、中國國務(wù)院は、『中國製造2025』を発表し、製造強(qiáng)國戦略の実施を全面的に推進(jìn)している。私はこの戦略に一目置いている。この戦略の中心となっているのが『製造業(yè)において、単なる生産からレベルアップさせ商品の付加価値を増やす』という精神。中國の製造業(yè)の企業(yè)が、この點(diǎn)に著目できるか、製品の付加価値を増やせるか、さらに、『メイドインチャイナ』というブランドを構(gòu)築できるかは、中國製造業(yè)のモデル転換?高度化が成功できるか、また、中國経済全體の未來にかかわっている」と指摘する。