中國の警察により上海浦東國際空港から送還される米國籍の男性（畫像は上海の警察による提供）。

米國當局の要請に基づき、中國の警察は14日、上海浦東國際空港から米國籍の逃走犯1人を米國へ送還した。上海の警察と在上海米総領(lǐng)事館の代表が現(xiàn)場で送還を確認した。今年、中國の警察が米國へ送還した逃走犯はこれで4人目。一方、米國も中國へ逃走犯を2人引き渡した。人民網(wǎng)が報じた。

今回送還されたのは米國の車両竊盜の容疑者で、米國の警察が指名手配していた。容疑者は2009年11月に上海から中國に入り、身を隠し続け、英語の教師をするなどして暮らしていた。その他の犯罪は確認されていない。今年8月、米國から正式に送還の要請を受けた中國の警察はすぐに捜査を展開し、9月15日に同容疑者の身柄を拘束した。

中國公安部の関連の責(zé)任者によると、11月8-10日、米國のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)が中國を訪問した際、雙方は法律の執(zhí)行やインターネットセキュリティなどの分野の協(xié)力を強化することで同意したほか、自國を相手國の逃走犯の隠れ蓑にしないこと、そして、両國の関連當局に指示し、逃走犯の捜査などの分野における、長期にわたって効果を発揮する?yún)f(xié)力メカニズム構(gòu)築に積極的に取り組むことを再確認した。その後、中國は両國のトップが會談で達した重要な共通認識を真剣に実行し、速やかに関連の法律手続きを済ませ、今回の逃走犯送還につなげた。このように、実際の行動で、中國に隠れている米國籍の逃走犯を減らすよう取り組んでいる。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年11月15日