春節(jié)（舊正月、今年は2月16日）連休中、多くの中國人が海外旅行に出かけた。業(yè)界専門家や旅行會(huì)社が2018年春節(jié)連休開始前數(shù)日間のデータを分析した結(jié)果、海外旅行客數(shù)は過去最高を記録する見込みであることが明らかになった。微信（Wechat）や支付寶（アリペイ）は、スペインやドイツにおいて、買い物をしたその場で稅金が還付される即時(shí)還付サービスを打ち出した。これにより、中國人観光客の海外ショッピングがさらに便利でお得になっている。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

獨(dú)ベルリン?テーゲル空港にあるグローバル?ブルーのカウンターではドイツ人の職員が、「稅金の還付は、アリペイ、クレジットカード、またはキャッシュのどの方法がよろしいでしょうか？」と中國語で中國人観光客に質(zhì)問していた。中國人客がそれを聞いてしきりに感心すると、このドイツ人の職員は、申し訳なさそうな様子で、自分が話せる中國語は數(shù)えるほどしかないと答え、「私たちは、中國からのお客様にアリペイによる稅還付サービスを提供しているため、中國語でお客様に免稅手続きの方法を説明することは、私たちにとって必要不可欠な業(yè)務(wù)なのです」と話した。

先ごろ稅還付代行サービス企業(yè)グローバル?ブルーはテンセントと業(yè)務(wù)提攜に関する合意を交わし、獨(dú)ミュンヘン空港は、歐州で初めて微信を用いた即時(shí)稅還付サービスに対応する空港の一つとなった。今回、サービスをスタートさせた微信による即時(shí)稅還付サービスは、リアルタイム電子稅還付の先駆者的存在であり、観光客の待ち?xí)r間をゼロにした點(diǎn)は注目に値する。グローバル?ブルーはこれまでにもアリペイと協(xié)力して、還付された稅金をアリペイ?ウォレットに即時(shí)入金するという全く新しい稅還付システムを?qū)g施しており、同サービスはすでに、歐州にある14空港で展開されている。

スペイン?マドリード空港でも、微信による即時(shí)稅還付サービスが始まった。キャッシュと銀行振込という従來の稅還付方式には、それぞれ弊害があった。キャッシュによる稅還付を選んだ場合、現(xiàn)地の出発空港で自國通貨によるキャッシュバックは不可能だが、その場で還付された稅金を受け取れるというメリットはあった。一方、振込による還付では、手続きに時(shí)間がかかるという問題があった。アリペイと微信が次々と即時(shí)稅還付サービスを始めたことで、これらの問題はいずれも解消されることとなり、中國人消費(fèi)者は、より簡単に柔軟性の高い稅還付サービスを享受できるようになった。

微信やアリペイによる稅還付サービスを利用する観光客は、従來通り申請(qǐng)書類に必要事項(xiàng)を記入し、購入店の捺印と空港稅関所の確認(rèn)印を押してもらう必要がある。その後、稅還付サービスカウンターで、観光客は攜帯電話にダウンロードしておいた稅還付プログラムに従って、自分の稅金還付用バーコードを作成する。稅還付カウンターの職員は、そのバーコードをスキャンすれば、輸入稅還付金の返金が確認(rèn)され、観光客はわずか數(shù)秒で、自國通貨建てで還付金を受け取ることができる。

グローバル?ブルーは、「微信による稅還付サービスは、今後も次々と、歐州內(nèi)の主要空港で展開していく計(jì)畫だ?，F(xiàn)在、テンセントと、店內(nèi)での事前還付に関するソリューションプランについて検討を進(jìn)めている。これが実現(xiàn)すれば、中國人観光客は店內(nèi)で買い物をする際に、微信銭包（Wechatウォレット）で還付金を受け取れるようになる。2018年中に歐州で全面展開する計(jì)畫だ」としている。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年2月22日