中國で第1陣となる「12の社會信用システム建設(shè)モデル都市」の一つである杭州で6日、「美しい杭州?デポジットなしの都市」建設(shè)始動會が開かれた。同會において杭州市は、今後2年から3年をかけて、「デポジットなしの信用都市」の建設(shè)に盡力するとの方針を打ち出した。新華社が報じた。

杭州市「信用杭州」建設(shè)指導(dǎo)チーム弁公室の範(fàn)瑜?主任は、「杭州で就學(xué)、就職、生活している全ての市民および観光客は、優(yōu)良な信用記録に基づき、デポジットなし?後払いの便利な生活を享受することができる。杭州は今年、『住居?移動?レジャー』の三大分野に重點を置き、地下鉄?バスによる移動での『後払い』を推進(jìn)し、シェア自転車やレンタカーの『擔(dān)保なしレンタル』、ホテル宿泊時の前金制度廃止、保証金不要な賃貸住宅入居などを?qū)g現(xiàn)する方針だ」とした。

また、杭州市は、中小企業(yè)や自営業(yè)者も信用にもとづく福利を享受できるよう、オフィスを借りる信用主體に便宜を図るための「信易租」サービスの始動を支援する。杭州で起業(yè)した企業(yè)は、企業(yè)の芝麻信用スコアにもとづき、オフィスやオフィス備品のレンタル時に保証金の支払いが免除される。

杭州市は、數(shù)年前から、プラットフォームやアプリを通じて、信用建設(shè)が市民にもたらす利便性や実益を推進(jìn)するよう前向きに取り組んできた。統(tǒng)計データによると、杭州エリアでは、アリババ（阿里巴巴）集団の金融サービス會社?アント?フィナンシャルサービスグループ傘下の第三者個人信用情報機関?「芝麻信用」のユーザーは727萬6千人、デポジットなしユーザーの総數(shù)は368萬6千人にそれぞれ達(dá)し、信用評価にもとづき擔(dān)保が免除された杭州市民の擔(dān)保金総額は143億2千萬元（約2500億円）に上っている。

さらに、杭州市は、市民に対し、信用総合サービスを提供する公式モバイルサイト「信用杭州」専用アプリをリリースした。このアプリは、個人や企業(yè)の信用データ検索、信用公開情報、信用便民サービスなどの機能を備えている。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年6月7日