人民元相場は2019年になり、1ドル6.8元の水準(zhǔn)に迫っている(1ドルは約108.3円、1元は約16.0円)。中國外貨取引センターが10日に発表した人民元の対米ドルレート基準(zhǔn)値は6.8160元で、2018年8月30日以來の最高値を更新し、前取引日に比べて366ベースポイント(bp)の大幅上昇となった。中國新聞社が伝えた。
外貨市場をみると、元のドルに対するスポットレートも上昇した。1月9日より、オンショア市場、オフショア市場ともに同スポットレートが急激に上昇した一方、ドルインデックス(ドル指數(shù))は2取引日の間に低下した。北京時(shí)間の10日午前10時(shí)の時(shí)點(diǎn)で、オンショア市場の同レートは6.8127元、オフショア市場の同レートは6.8152元、ドル指數(shù)は95.14となっている。オフショア市場の同スポットレートはこの間に一時(shí)6.81元を突破した。
北京大學(xué)國民経済研究センターの蘇剣センター長は、「2019年1月の人民元レートは雙方向に変動(dòng)する流れを維持し、変動(dòng)幅は6.8元から6.9元になる」と予測する。
蘇氏は、「19年1月初めの元レートは昨年12月末の小幅の変動(dòng)の流れを引き継ぐことになる?,F(xiàn)在も米國の政府閉鎖が続いており、米ドル指數(shù)は引き続き低迷気味で、さらに1月の中旬、下旬になると、中國関連の経済データが発表されて元レートの変動(dòng)を引き起こす可能性がある。これと同時(shí)に、1月に中米貿(mào)易協(xié)議が重要な時(shí)期にさしかかり、そこから発されるシグナルも元レートの動(dòng)きに影響を與えるだろう」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年1月11日
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